あらすじ紹介
帝国という国家の砂はいずれ尽きる。
遺された時間は、あまりにも少ない。
砂時計の砂が尽きるまでに、人はそれぞれの決断を迫られる。
ある者は、そんなはずがないと運命に目を瞑る。
ある者は、破局を拒絶する道を選ぶ。運命だとしても、大人しく滅ぶ道理があろうか。
活路を求めて彼らはあがく。
そして、ターニャもまた『愛国者』という仮面の裏で誓う。
己は、絶対に沈む船から逃げ出す、と。
「……転職だ。転職活動しないと」
しかして、社会的動物に逃げ道は乏しい。
帝国軍とは必要の奴隷なのだ。
彼らは、手段をえらばない。
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みんなからのレビュー
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なっぱaaua
29あぁ~。最悪の道を進む帝国。転職をしたくてもそうできないターニャ。物語は東方では戦術的な勝利となり、西方では暗号が筒抜けで勝利には結びつかないまでも、203魔道大隊は圧倒的勝利に。そして将来外交がダメなら不穏な動きに…。ターニャちゃんの転職活動が成就するわけではないが、筆者が言う「帝国の断末魔」の起承転結の起という点でいけば、まだまだ先が読めない。次巻は2019年冬頃だと!「正確さに欠ける」とある筆者の迷い事を信じて早々に発売することを願います(^^)/ 続きを読む…
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鐵太郎
26統一暦1927年7月末から9月初めまでの物語。東部戦線、連合王国と東西の戦場に駆り出されるターニャ・フォン・デグレチャフ中佐と第203魔導大隊。どの戦場でもそれなりの勝利を収めるものの、戦局の悪化は止められない。終戦の道筋もできない石頭の政治家ども、と罵るレルゲン大佐は、コンラート参事官という不気味な文官と出会い、瞠目することに。また作戦情報の流出の原因を特定して驚愕するルーデルドルフ中将は、いよいよ一大決心をすることに。さあ次巻で何が起きるのか。 ──しかし一巻まるまるかけて話はこれだけとは。うーん。 続きを読む…
ネタバレあり -
RASCAL
26そろそろ最終巻かなと思って読んだが、次巻に続くとなった。東部戦線ではターニャとセレブリャーコフ中尉が二人で、西部戦線ではターニャ率いる203魔導航空大隊がそれなりの活躍をするも局地的な健闘に留まり、戦局は変わらない。副題のラテン語は「皆で協力して」みたいな意味らしい。外務省にも開明派の若手が現れ、軍と協調した戦争終結への動きも始まったが、時すでに遅しか。予備計画って、てっきりクーデター的なことかと思っていたら、違うのかな?それにしても、引っ張るなー。 続きを読む…
ネタバレあり -
つっちー
24ついにターニャさんが転職を決意した! まあ確かに、上層部があまりにも現場と乖離していれば、現場から逃げ出すに限る。 ターニャさん自身の自己評価が低めなので、本人は悩むことになりそうですが... ただ亡命するにもロリヤ氏の存在が不気味ですね。 ターニャさんの決意に部下たちはついてくるでしょうか。はたまた、単独での転職か気になります。 まあ帝国内部もかなり、きな臭くなってきましたし、まだまだターニャさんは、苦労しそうですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
Susumu Miki(Dik-dik)
17帝国を巡る戦局は、多方面作戦を強いられ悪化の一途。第203魔導小隊は健在なれど、帝国軍全体を見渡せば訓練不足の新兵から真っ先に損耗して人材枯渇も甚だしい。そんな中、ターニャは内心帝国を見限りかけているものの「実績」を積まねば「転職」もままならず…。ようやく外交に重い腰を上げる文官も現れつつはあるものの時既に遅きに失した感もあり…。面白かったですけど、ターニャは大変だなあ…(笑)。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2018/09/29
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定価1100円(本体1000円+税)
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ISBN9784047353268