あらすじ紹介
療養・再装備のため、帝都へ帰還したレルゲン戦闘団。
そこで目にしたのは、死という非日常に慣れてしまった祖国の日常だった。
激烈に損耗し、閉塞感に囚われた帝国の世論は
あまりにも『勝利』を渇望してやまない。
そして新たにターニャに与えられた「無理」な仕事は、
潜水艦による敵戦隊の捜索撃滅。
秘密兵器はMAD手製の大型魚雷。
死力を燃やし尽くしてなお、その先にも暗闇が横たわる。
己に平穏を――。
ターニャのささやかな願望さえも、あまりに遠い。
出口のない戦争は激化の一途をたどる。
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みんなからのレビュー
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鱒子
50図書館本 他者を「ウォーモンガー(戦争狂)どもが!」思うターニャ デグレチャフ中佐。逆に自分がどう見られているか分かっていないのが笑えます。今回は人間魚雷に友好国訪問と大忙しでした。そんなターニャが夢見る印税生活(笑 しかし首都では不穏な空気が……まさか軍部によるクーデターが!? 続きを読む…
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つっちー
28後方と前線の意識の乖離がおそろしい。 戦意高揚は大事だが、プロバガンダの失敗例だよね。 イルドアの豊かさが戦争のコストの高さを見せつけている。有人魚雷のエピソードがブラックユーモアとしてクスリとさせるけれども、同時にかつての日本のような悲壮感を感じてしまった。 政府に対するクーデターの火がチロチロとくすぶり始めていて、戦争の決着がどうつけられるかが予想しずらくなってきた。 終戦までは、もうそんなに時間がかからない気がするけれど... 続きを読む…
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なっぱaaua
28とにかく凄い表紙だ。継続して読んでいる読者でないと買えないぞ。やはりヘビーノベルだ。戦争をしているのとしていないのではこうも食料事情も含む余裕が違うのか。東部があんなに大変なのに、平和な後方は規則規則規則。戦争なんてやるものではないな。メーベルト大尉、トスパン中尉生きてて良かった。戦局は更なる泥沼へ。友好国に攻めちゃいます?こんなに政治家は阿呆なのか。いや今も同じかも。軍が政治に介入するのを辛うじて留めているが、時間の問題か?暗い先行きどうなるか、次巻も楽しみにしたいと思います。 続きを読む…
ネタバレあり -
鐵太郎
26東西両戦線とも膠着状態に陥ったことで帝都ベルンに帰還できたレルゲン戦闘団。とはいえ東部でのアンドロメダ作戦の失敗で帝国の兵站の余裕はますますなくなり、もはや破綻寸前。だから終戦をと主張する軍部に、我々は勝利していると確信する政府は耳を貸さない。なにやら第二次大戦末期の某国の立場を入れ替えたような状態でありますが、良識を持っている参謀本部の苦衷という設定に苦笑いです。そんな中で行われたV-2号による203航空魔導大隊の戦いは、サービスでしょうか。さて、敵も味方も無茶苦茶な状態の中で、戦いの次の様相は如何に。 続きを読む…
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RASCAL
25マッドサイエンティストの兵器で連合王国艦隊撃滅と相変わらずの悪魔っぷりのターニャの二○三航空魔導大隊だが、帝国は四面楚歌、戦線はもはや末期状態。でも政治屋も世論も現実を見れずに無理な要求を軍に課す。大日本帝国もかくやと思わせる帝国の現状に、ルーデルドルフやロメールの胸に去来するのはクーデター?となると、有効な実行部隊はターニャの魔導大隊をおいてない。さて、どうする、ターニャ?ということで次巻へ。いよいよクライマックスですかね。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2018/01/12
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定価1100円(本体1000円+税)
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ISBN9784047348776