あらすじ紹介
200年後の世界で、薬師としてお店を開いた、錬金術師の少女・マリエラ。
マリエラと過ごすうちに、少しずつ自分を取り戻していく、奴隷の青年・ジーク。
のんびりと穏やかな日々の裏では、街を、人々の暮らしを守るべく迷宮討伐軍が迷宮に挑む。
失われたはずの「錬金術師」の存在に気付いた「黒鉄の輸送隊」副隊長・マルローの衝撃!?
正体不明の女性Aランカー冒険者「雷帝エルシー」の襲来!?
そして、200年の時に埋もれた錬金術師たちの秘密が明らかとなる!
大人気シリーズ待望の2巻!
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みんなからのレビュー
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ダージリン
33タイトルが切実になってきた2巻。迷宮都市が抱える危機とポーションの問題は深刻なのですが、それを感じさせない日常のシーンがかけがえの無いものに思えます。そしてジークとリンクス限定でモテてるマリエラが良い(笑)。次も楽しみにお待ちしてます! 続きを読む…
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キナコ
28シリーズ2巻。ほのぼのかと思ったら今回は新薬を巡る話もあり、シリアスな展開。でも200年もの間隠された歴史が切ない。きっと錬金術師達もロバートもエスターリアの事を思えば立ち止まれなかったんだろうなぁ。マリエラが居なかったら討伐対も新薬を使ったと思う。だって今までの犠牲者の想いはどうなるのか?結果的にはマリエラが現れたから新薬を拒否した結果となったが、ロバートや他の錬金術師の想いは悪とは言えないかなぁ。どんな犠牲を払ってでも後世を生かす。討伐対もロバートも同じ目標だっただろうに… 続きを読む…
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すがはら
27題名の感じから、静かに暮らさせてはもらえなくなる流れかと思いきや、今のところおおむね平穏。裏では色々と厄介ごとの種が現れかけては消えているのですが。まだ火種はあるので、どうなることやら。作者さんのつぶやき的な地の文が好き。のんびりした雰囲気とは裏腹に、マリエラが実はかなり優秀で働き者なので、この穏やかな暮らしを応援したくなります。 続きを読む…
ネタバレあり -
瀧ながれ
26ヒロインが、失われた技術でほいほいとポーションを作り始めたことで、これまで粗悪品であれポーションを独占できていた錬金術師一族の闇が顕になる展開。今回の主人公は迷宮都市で、ゆっくりと風と陽が通り変革なされていくのが、心地よく感じました。遠からず精霊も戻ってくることでしょう。ながく流通していたポーションの原料が吐き気がするほど呪わしいですが、それが不可欠であり、それによって救われた人がいるのだというジレンマが辛いです。マリエラに弟子がはやくできたらいいのかな。…ジークさんが表情豊かになってきたので嬉しいです。 続きを読む…
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Ame
24湯船に浸かる時間も惜しんで続きを読みたいと思える本は久し振りだ。二巻でもいくつかの事件が起こり、その内容はおぞましかったり痛々しいものが多いけれど、主人公の圧倒的なマイペースぶりにだいぶ中和されて読みやすかった。権謀術数の渦巻く世界で生きてきた知性ある大人たちが、ボケーっとしたアホの子に振り回されている姿は見ていて和む。緊張と弛緩のバランスが絶妙。迷宮攻略という明確な目標があるので、足元がブレなくて読み手としても楽。それにしても…あまりにも仲が良い3人の姿に、何やら不穏な空気を感じるけれど、大丈夫だよね? 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2017/12/28
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定価1320円(本体1200円+税)
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ISBN9784047349544