みんなからのレビュー

• 本夜見

  2020/06/01

  34

  悪政を民に強いた領主の娘。ライウスの宝花と讃えられた彼女が、革命軍に屋敷に火を放たれた時思ったのは、使用人である恋人の無事。しかし恋人は屋敷に潜入していた革命軍のリーダーだった。そして自分の首が切り落とされる瞬間さえ記憶したまま転生した娘・シャーリー。前世だけでは償い切れぬ。自分の生の意味をそう捉え、贖罪の為だけに生きる彼女だったが、領主付きメイドにされてしまい運命が動き始める。領主を毒殺しようとしたのが意外な人物、しかも終わりが領主の訃報?!彼女は誘拐されてる真っ最中。引きが強すぎるよー！ 続きを読む…

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• さや

  2017/12/12

  32

  ★★★☆☆前世の記憶を持って転生する。その記憶が処刑されたもので、自分を処刑に導いたのが心から愛した恋人で…。切なくシリアスな話だった。自分の家族が悪政を敷いていて処刑されたのは当然。そう理解し償おうとするヒロインの気丈さがあったから、お墓で泣き崩れる様がとても印象に残る。転生者が当たり前の世界ならいざ知らず、ヒロインをお嬢様だと見抜いた領主の洞察力には感心するところ。予備知識として知ってはいたけど、本当にすごい場面で終わってるなぁ。文体が少々独特だから、この辺で好き嫌いが別れるかもしれない。 続きを読む…

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• すがはら

  2018/02/18

  30

  もう、読み始めた頃から泣けました。ヒロインの淡々とした語り口調の中に時々混ざる感情の揺れがまた卑怯なくらいに涙もので、鼻をかみながら読みました。でもこれはちょっと後ろ向きすぎだろと思っていたら、終盤まさかの急展開。次巻は明るい未来につながるでしょうか。 続きを読む…

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• あさひ．ａ

  2021/01/01

  26

  革命により悪辣領主の娘は１７歳で処刑された。その記憶を持ったまま、生まれ変わったヒロイン。前世の罪の贖いのため修道女になろうと決意していたが、現領主の館でメイドとして働くことに。それは、革命を起こし領主を弑した、かつての恋人との１５年ぶりの再会で…な話。死なねばならなかった女と殺さねばならなかった男の、終わりのやり直しの物語。ヒロインが罪の意識に雁字搦めで、悲哀を美しく紡ぐ言葉に惹きつけられる。ヒーローが優しく温かな人柄なだけに、１４歳で愛する女性を処刑したという状況が過酷すぎるし、未だ生き地獄と察する。 続きを読む…

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• ひぬ

  2023/09/03

  21

  【読み放題】悪逆非道な領主一家の娘としての処刑された記憶を持ったまま転生したシャーリー。現領主になった昔恋人だった使用人・カイドの館でメイドをする事になり、彼と再会することになります。昔なろうで完結まで読んでいたのであらすじは把握済み。かなり加筆されていました。割と重い物語ではありますが、とても丁寧に描かれ、登場人物たちの心情が分かりやすかったです。１巻の終わり方は流石に酷すぎると思いましたが… 続きを読む…

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