あらすじ紹介
駅監視システムとの情報戦に挑む『京都編』、横浜駅の崩壊と再構築を観測する『群馬編』、駅の侵食から逃れた代償に暴力が許容される『熊本編』、消息不明になった北の工作員の行方を追う『岩手編』を収録。
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みんなからのレビュー
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明智紫苑
101前作での謎はさらに続くようだ。この二冊目で舞台になっている場所以外の都市についての説明からして、さらに続編がありそうで楽しみだ。後書きからして、一筋縄ではいかない作者さんだなぁ。 続きを読む…
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ゆかーん
68横浜駅の増殖が止まらない…。これは横浜駅の昔話。浸食から50年、本州全土を覆い尽くした横浜駅は、北海道をも飲み込む勢いで侵食範囲を拡大していました。日本の土地を守るため、JR北日本の職員たちは、幼児型アンドロイドを開発し、エキナカへ潜入捜査に踏み出します。全国津々浦々、アンドロイドたちは人間と交流し、この駅構造の真実を暴き出します。一見狭いようで広いエキナカ。人間はこの世界で何を守り、何を失うのでしょうか。答えを知るには、あと1,2冊続編を読む必要がありそうです。ということで、続編を期待しています(笑) 続きを読む…
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はにこ
58続編というより前日譚か。久々のこの世界観。ぶっ飛んでるなーと感心(褒めてます)横浜駅に支配されてはいるけど、災害に影響されるのがちょっとリアル。一作目で謎な部分も残っているので続編も見てみたい。あとがきまでこの世界観で書かれていて面白かった。 続きを読む…
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ジョンノレン
56本編を忍の一字で読み終え悩んだが、敢えて全国版も。ごった煮スタイル不変。自動改札を操る京都から来た二条が瀬戸内エリアに現れたかと思えば、浅間山噴火による混乱下の群馬でも狂言回し。時に種明かしも、あの少し読みにくい名前群はアイヌ神謡集からだったんだ。人事部の存在に難癖つけたり、突如フォン・ノイマンが出てきたり。本編の「時計仕掛けのスイカ」や「九十九段下」に引き続き駅状化が出てきたりと相変わらずのやりたい放題。読み終えてはたと思った、更なるとっ散らかりを回避したせいか海外からの干渉は一切なかったね。 続きを読む…
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しょう
55前作のスピンオフ的な短編集。前作ではやや突っ込みが甘かったと思われる個所にもスポットを当てて描写されている。「エキナカ」についての事細かいところまで描写されていなかったのは残念ではあるが、横浜駅に侵食された地域に住まう人々のそれぞれの立場からの生き様や思いが描かれており、短編ながらそれなりに読みごたえのある内容となっている。特殊な世界観が構築された「横浜駅」を違った形で楽しむことは出来たので良し。個人的なベストは熊本編。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2017/08/10
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定価1320円(本体1200円+税)
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ISBN9784040723655