あらすじ紹介
「アーティファクトに関わった者は例外なく破滅します。例外なく、です。わたくしや当館の職員も含めて例外はございません。あれは、そういったものなのです」
―アーティファクト―
それは、超常の力を秘め、様々な異能を発動する「魔術師が作った芸術品」。しかし、所有者には必ず破滅が訪れるという。
この危険な芸術品を専門に蒐集・展覧するという特殊な美術館が存在する。
アーティファクトが存在する場所に職員を派遣し、何らかの方法を以って回収するのだという。
それが、『ナベリウス封印美術館』。
仇を追うため、あるアーティファクトを追うヴォルフ。アーティファクトによって幽霊なような存在になったジブリル。二人は導かれるように美術館の職員となる。
アーティファクトの【破壊】を望むヴォルフと、アーティファクトの【保護】を求めるジブリルは「ナベリウス封印美術館」の蒐集士として時に反発、時に協力しながら、様々な怪事件に関与し、原因のアーティファクトを回収していく。
「天使を閉じ込めた鳥籠」「観る者を溺死させる絵画」「生者を虜にする棺」「死者を操る仮面」「殺人鬼の妖刀」「茨の棘」
様々なアーティファクトの怪異が二人を待ちうけるが……。
「ナベリウス封印美術館へ、ようこそ」
陰謀渦巻く、ミステリアス伝奇
――始動――
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みんなからのレビュー
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サキイカスルメ
7不器用なヴォルフと、それをからかいつつ頼りにしてるジブリルのコンビが好き。ある出来事から超常の力を持つアーティファクトを回収し展示する美術館の一員になったヴォルフが、相棒ジブリルと共にお仕事したり仇敵を発見したりするお話。過去編が……結末がわかっているだけに悲しく辛い。そして黒幕へ沸々と怒りが湧きます。ヴォルフのお仕事、過去などがあり最後に全て繋がる連作短編形式でした。ジブリルの為に、当然のように庇ったり抱き運んだりしちゃうヴォルフがカッコよかったです。読み応え抜群でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
しぇん
6敵討ちに燃えるサムライの主人公と魔術師の少女が呪われたアーティファクトを回収していく短編連作形式のお話。婚約者を喪っても復讐鬼にならず人を救う方向をまっすぐ向いている主人公に好感をもてました。ヒロイン達がそれぞれ個性をもって魅力的なのも良かったです。世界規模の危機も起きたりしてるようですが余り派手な感じがしない落ち着いたファンタジーで良かったです。敵討ちは出来ていないので続きでると良いな。 続きを読む…
ネタバレあり -
miwarin
2一色(@issikiiiiiii)イラストに釣られて購入。B6サイズの小説は初めて見た/過去編の上げて落とす展開がツラいが、最後は闇堕ちせず、事件を乗り越えて前に進むお話なので救いがある/前半に「操られているので(女性だけど人外な筋力を発揮する」「ジブリルはアーティファクトに干渉して効力を抑えることができる」といった描写をすることでその後の物語に生かされてるんだな/敵はまだ討てていないし、ジブリルの正体も謎だし(仮面が言った「2つのアーティファクト」とは)、続きが気になる。 続きを読む…
ネタバレあり -
ほにょこ
0★★★☆☆ 世界観とか設定がよく分からなくて話に入れませんでした。 文章もあまり気持ちよく読めるものではなかったです。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2017/01/14
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定価1320円(本体1200円+税)
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ISBN9784797389326