あらすじ紹介
金髪、碧眼の愛くるしい外見ながら
『悪魔』と忌避される
帝国軍のターニャ・フォン・デグレチャフ魔導中佐。
冬までのタイムリミットを約二ヶ月と見積もった
帝国軍参謀本部は積極的な攻勢か、越冬を見通した戦線再構築かで割れていた。
激論の末に導き出された結論は、攻勢に必要な物資集積の合間での『実態調査』。
実行部隊として、ターニャ率いるサラマンダー戦闘団は白羽の矢を立てられる。
進むべきか、踏みとどまるべきか?
逡巡する暇はない。
地獄が地獄を呼び、止めどなく激化してゆく戦争。
誰もが、守るべきものを心に抱き戦場に向かうのだ。
すべては「祖国」のために。
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みんなからのレビュー
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鱒子
47図書館本 自分たちが戦っている相手の正体が、コミュニストではなくナショナリストと気づいたターニャ、いやもう優秀過ぎる。そしてそれを受けたゼートゥーア閣下も。優秀な者、ポンコツな者が顕著に現れた今巻。人材不足の帝国軍にスカウトできるなら、タフネスの権化 メアリースーが是非とも欲しいところですが……。 続きを読む…
ネタバレあり -
hisa_NAO
31この題名で、仮想戦記モノで、ラノベ分類。が、実はどうしてどうして、かなり刺さるお仕事小説でもある。饒舌な主人公に喋らせる喋らせる。曰く、 「事故は、ちいさなミスの隠蔽が積み重なってひき起こされる。小さなミスを隠す組織に、大きな隠しきれないミスが止めを刺すことだろう。」 「一度犯してしまったミスは、対応されねば必ず繰り返されるのだ。」 「マニュアルで対応できない事態に対し、マニュアルに記載のない行動をとることが許されるのは、マニュアルを熟知している人間だけだ。」 凄みあるセリフの数々。 作者、何者?? 続きを読む…
ネタバレあり -
なっぱaaua
31この本を読み進めていくと人事の仕事をしている錯覚にとらわれる。幼女とタイトルはついているが、ザ・サラリーマンの話でもある。それが戦争に繋がっていく恐ろしさ。情報戦も大事という本当にビジネスの話と共通しているのが、可笑しいのと背筋が寒くなる。相変わらずの読みにくさであるが、楽しく読めました。 続きを読む…
ネタバレあり -
つっちー
29第二〇三魔導大隊にも犠牲者がでて、選挙区はさらに悪化していく。 帝国の人材不足も深刻化し、じり貧状態になりつつある。 そんな中で、ターニャのお仕事論が興味深い。特にミスに関する考え方で、ミスを隠せば、結局そのミスに押しつぶされる。これは、組織運営上の真理では。まあ、「ミスを隠す無能は殺さなければならない」というのは極論だけど。 ある意味、中間管理職の悲哀を体現しているターニャさん。報われる日がくるまで、ロリヤから逃げ切ってほしい。 続きを読む…
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ヨーイチ
28ラノベの定義、現況を述べるほど詳しいわけではない。作者が幼女を入れた理由も知っている。付け焼き刃だけあって看板に偽り有り、全体に幼女部分が少なすぎる。下手すると忘れている。部下も忘れているし。アニメ見てなかった、スロット幼女戦記に淫していなかったらもっと忘れていた筈。それ程硬派な勤め人小説。カタカタのすくない文章は個性的。工夫ではあろうが。チョット飽きてきた。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2016/01/28
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定価1100円(本体1000円+税)
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ISBN9784047309029