あらすじ紹介
「……エルが守った世界だ。だから、エルメンヒデに見せてやりたかった。この綺麗な世界を」
異世界より召喚されし十三人の英雄の一人、『神殺しの英雄』山田蓮司。同じ英雄の『料理人』藤堂柊と再開した彼は、その後フランシェスカと共に、王都で開催される武闘大会に出場することに。
かつて蓮司は、世界でも仲間でもなく、たった一人――エルを選び『英雄』であることを放棄した。しかし、再び『英雄』という名の重圧と向き合うことになり懊悩する彼に、フェイロナは問う。
「お前が思う英雄とはどういうものだ?」
そしてついに、剣の師オブライエン、十三人の英雄『魔剣使い』久木真咲、『騎士』九季雄太達、強者ひしめく舞台の幕が上がる――!
「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、第四章。英雄とは何か。その答えが、ここにある。
異世界召喚直後を描く書き下ろし番外編「戦いの、始まり」収録。
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みんなからのレビュー
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よっち
18王都に戻り『料理人』藤堂柊や仲間たちと再会した『神殺しの英雄』山田蓮司が、フランシェスカとともに王都で開催される武闘大会に出場する第四弾。一年前、何も言わずに突然旅に出てしまった蓮司との再会に、様々な思いを抱くかつての仲間たち。理由を聞かずにいたり話してくれるのを待ってくれる仲間もいれば、納得がいかずに直接剣で語り合う女の子もいて、でもスタンスは違ってもかつての仲間や新しい旅仲間と彼が、これまで積み重ねてきた確かな絆を感じられるのはとてもいいですね。ここから新展開となりそうで次巻どうなるのか楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
しまふくろう
5続けて購入。相変わらず表紙と挿絵はとても良い。 物語は王都に到着して武闘大会に出る話。 個人的な嗜好の問題なんだけれど、ちょっと苦手が我慢できなくなってきた。過去に何があったかが少しずつ明かされつつ主人公がぐだぐだするのでいい加減うんざりするんだけれど、主人公が立ち直るまでの物語なのかと気付くと「そうか、最終巻までずっとこの調子なのか」とさらにウンザリした。なんてこった。 続きを読む…
ネタバレあり -
ちゃか
3王都ではちょうど武闘大会が行われる時期。空いた枠に蓮司も放り込まれて、かつての仲間や召喚当初戦い方を押してくれた御仁と対峙する状況も。 一年前、何も言わず旅に出たことを根に持っている人もやっぱりいるみたいですなぁ。魔剣使いな彼女は純粋にバトルジャンキーな面を発揮した部分がないとは言いませんが。「英雄」の仲間たちは、蓮司が隠し事をしていることに気が付いていて。宗一は「教えてくれるまで待つ」つもりみたいですけど。この辺りは、旅していた時に培った信頼関係が見えていいですねー。 続きを読む…
ネタバレあり -
Abercrombie
2○ 武闘大会を準決勝で敗退する主人公ってどうよ?いくら13人の英雄中最弱といっても、そこは苦戦しつつも優勝するのがお約束ってもんじゃないの?過去話も少し明らかになり、女神から魔神の眷属復活の謎も解明されたが、相変わらず主人公の内面吐露ばかりでちっとも話が進まない。 続きを読む…
ネタバレあり -
夏葉
2過去の事情も少しずつ明かされてはいるが、チラ見せしては悔恨の気持ち吐く繰り返しな現状はもやもやする。いい加減大きく説明して欲しいところ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2016/06/25
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定価1320円(本体1200円+税)
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ISBN9784865541328