あらすじ紹介
今晩和、親愛なる地平線の旅人よ。これは朝とも夜ともつかない地平で目覚める君の為の物語(Roman)だ。傷つき敗れ、失う者達の物語(Roman)だ。それでも空を仰ぎ、彷徨い続ける者達の物語(Roman)だ。嗚呼、僕達は生まれて来る。そして、死んで行く。廻り続ける風車のように。これはそこにある物語(Roman)だ。どこにでもある特別な物語(Roman)だ。さあ、詩を灯そう。詠い続けよう。いずれ聖夜(ノエル)に生まれいづる彼のように。
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みんなからのレビュー
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鳩羽
11朝と夜の狭間の世界をさまよう「君」が「僕」として意識を持ち、自分が生まれてくる物語を探してくれるように生と死を司る人形に頼む。人形は中世のフランドル地方を中心に、少しずつ重なるように続いていく人の物語を追っていく。CDやコミカライズ版と比べると、「Nein」発表後ということもあって色々更新されている。これまで父親の影が薄くなりがちだった話は一転、少年・青年の物語となることで逆に母親の不在を招いている。11文字は誰の伝言になるのか、一人称が「僕」から「俺」になったのはなぜか等、気になることが多く、楽しみだ。 続きを読む…
ネタバレあり -
成瀬雯悟
8にわかローランでも最高に楽しめる作品。色々と感想はあるけれど、セルジュの「人生は儘ならぬ」「されど、この痛みこそ、私が生きた証なのだ」というセリフに全てが集約されていると思う。不幸だけを味わって死んでいく人間がいても、幸せだけを噛みしめて生きていける人間はいない。そして、そのどちらも知らずになくなってしまう命もある。世界は理不尽で、だからこそ、懸命に生きる人々の姿には胸が熱くなった。エトワールの最期が気になるなぁ。ふたりの子供に命を繋いで、安らかに臨終したのなら言うことなしだけれど……。 続きを読む…
ネタバレあり -
わきち@肩書きは妄想家
7うーん、Neinネタというか、Noëlきたか…って。それぞれのストーリーに繋がりがあるかも!!?というのもサンホラの魅力だと思うけど、RomanはRomanで楽しみたかったなあ。漫画のほうが秀逸ね。 続きを読む…
ネタバレあり -
あけさと@ぷに
5やはりサンホラの世界はおもしろいな。 続きを読む…
ネタバレあり -
ジョン・ドゥ
3お布施なんだからね!別にあんたなんかに期待してないんだからねっっ!…って本当にダメだな。なんで関係ないノエルの話付けるの?順番も伝言通りでもなく漫画がトゥルーENDだったから小説はアナザーENDの屋根裏Romanに持っていくのか!?と思ったら屋根裏使っちゃうし馬鹿なの?心理描写は小説の方がいろいろできるのにごっそり削って漫画版よりスカスカじゃんねぇかよ。下巻で大逆転があるとは思えないなぁ・・・ 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2016/01/29
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定価1210円(本体1100円+税)
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ISBN9784041036068