
あらすじ紹介
生存とは、いつだって闘争だ。
帝国軍、ターニャ・フォン・デグレチャフ中佐は
極寒の東部戦線において文字通りに原初的な事実を『痛感』していた。
精緻な暴力装置とて、凍てつき、動くことすら、骨を折る季節。
なればこそ、冬には策動の花が咲く。
矛盾する利害、数多の駆け引きが誰にも制御しえぬ混迷の渦を産み落とす。
誰もが嘆く。こんなはずではなかった、と。
さぁ、覚悟を決めよう。
何事も、もはや、驚くには値しない。
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みんなからのレビュー
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つっちー
32軍事的に優位に立っても、経済的にガタガタな帝国は、戦争を終わらせる手段を持たない。 帝国側に希望がなく、読んでてつらくなってくる。 帝国の国としての稚拙さが目立ち、似た歴史の結末を知るターニャにとっては歯がゆいばかりの展開。 メアリー・スーが完全にターニャの対極的な存在として、感情的で短絡的な人物として描かれている。いつかとんでもないことをしでかしそう。 続きを読む…
ネタバレあり
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鱒子
29図書館本。東ではお友だちを作って戦況を停滞させることができた帝国軍。でも南のお友だちは何だかキナくさくて。そこでレルゲン大佐、はじめてのおつかいで南へ出向です。主人公ターニャの部隊は、優秀ゆえに便利屋扱いされすぎですねぇ。 続きを読む…
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こも 旧柏バカ一代
29あとがきを読んで。 1巻から7巻まで一気に買った俺、勇者だわ。 話的には、冬将軍の下でも帝国軍踏ん張ってる。 続きを読む…
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なっぱaaua
26政治の話が中心に進む。現場では勝てていても、トータルでは負け戦。皆が模索している状況です。楽しく読めました。 続きを読む…
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SIN EIM
24【渋い政略回】魔道の機動力、殲滅力だけでは解決できない課題についてみんなが考える巻。とっても渋く戦場を見つめるプロフェッショナル達が暗躍する。ライトノベルらしい展開はほんの一部で、現実世界の戦争と同様に様々な制約に苦悩する。冬将軍、兵站、戦争継続能力、パルチザンの戦法などなど。戦争マニアにはたまらない一巻だが、自分にとっては予習が足りなかったと思うばかり。一次大戦について知識をためて、もう一度挑みたい巻となった。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2016/07/28
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定価1100円(本体1000円+税)
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ISBN9784047342101