あらすじ紹介
「最も弱き魔物」コボルトの狩人シェートは、自らの住む集落を焼かれ、仲間を皆殺しにされる。
それを為したのは異世界より召喚された、絶対無敵の鎧を纏った勇者、逸見浩二。自身も深手を負い、瀕死となった彼は、それでも自らの愛するものを奪った勇者に復讐を叫ぶ。その声に答えたのは、天界で廃神(すたれがみ)と嘲われる女神、サリアーシェ。
これは、世界を救う勇者に復讐を望んだ一匹の魔物と、それに答えた女神の物語。
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みんなからのレビュー
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山川欣伸(やまかわよしのぶ)
12従来の異世界ファンタジーとは一線を画す作品です。本書の中心となるのは、最弱と蔑まれる魔物・コボルトのシェート。彼の平穏だった日常は、異世界から召喚された無敵の勇者によって破壊されました。集落は焼かれ、仲間は殺され、シェート自身も瀕死の重傷を負います。しかし、彼の復讐の叫びは女神サリアーシェに届き、彼女の力を借りて復讐の旅が始まります。 この物語のテーマは「弱者の反逆」と「正義の多面性」です。この世界において、最弱の存在であるコボルトのシェートは、最強の敵に立ち向かう成長を遂げます(続く 続きを読む…
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ジュン
4コボルトが四苦八苦しながら勇者に挑む、ありそうでなかった話。今後、RPG系のゲームがしづらくなるなぁ。経験値上げようorアイテム欲しさに同じマップをグルグルする、そんな事は良くあるよね!!……最低ですね。泣きたいです。まあ、「コボルト」を「人間」にすれば結構ある話かも。でも、「人間」の最弱ってイメージつき難い(どうしても、話の都合上強くなってく)のに対して、コボルトはより分かりやすい気がする。チワワが一匹で人間殺すか、みたいな。今後も期待します 続きを読む…
ネタバレあり -
ききぞう
1モンスター主人公者で、お話はかなりシリアス寄りです。登場人物をかなり絞っている分読みやすくなってます。 描写や台詞の書き分けなど拙いところはありますが、最後まで面白く読めました。 続きを読む…
ネタバレあり -
みやぎ
1最弱の魔物コボルトと力を失った女神。死にかけのところに加護を与えたと思いきや意外とぽんこつなサリアと狩人として結構やるシェートの対比が面白い。廃課金状態の勇者で無双してた兄神を無課金状態で打ち負かすのはなかなか爽快。そして一応仇の勇者は倒したけれど、まだほかにも神の駒の勇者もいるし、まだレベルは2だし、次巻はどうなるのかな。 続きを読む…
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Kazuhiko Tamaoki
1乱読。最初はただのハイファンタジーかと思ってたんですよ。でも読み進めていくうちに神々の遊戯、そして勇者すらまさにただの駒ということが判明していきます。何より最初に勇者に惨殺されたコボルトを主軸に置き。奪われた憤りを共有する女神(ヘタレ属性あり)との共闘関係が引き込んでいきます 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2015/07
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定価1320円(本体1200円+税)
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ISBN9784891993283