あらすじ紹介
三段リーグ最終日の翌日。
『史上初・女性プロ棋士誕生!』の報に日本全土が沸き立つ中、雛鶴あいは関西国際空港を訪れていた。
親友の水越澪が海外へ旅立つのを見送るために……沈みがちになる気持ちを隠して明るく振る舞うあい。
意外な人物との再会をきっかけに、事態は思わぬ方向へと動き出す。
「最後に一つだけお願いがあるんだ」
同じ頃、あいの師匠である八一は東京の病院にいた。満身創痍で眠り続けている銀子の傍らに……。
あい、澪、綾乃、シャル、そして天衣。五人の少女が集う最後の一日を描いた、約束の13巻!!
飛び方を覚えた雛鳥は今、大空へと羽ばたく――
みんなからのレビュー
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海猫
117「現実に、負けるな。」って帯の文句が面白い。将棋界を藤井聡太が騒がしているからね。さて、今回は短編集。「ドラマCD脚本を小説風に書き直したものを織り交ぜた」構成だそうだ。ドラマCD付き特装版の方を買ってなかったので、ドラマCDではどういうことをやってたのかが、わかって興味津々。箸休め的にコミカルな話が読めたので、そういう意味では楽しめた。でも熱気ある対局描写が読みたかったので、そこはスカされた感じ。コロナの影響で取材できんかったそうな。次巻からは最終章。著者にはいろんな意味で、現実に負けず頑張ってほしい。 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
81銀子が史上初の女性プロ棋士になった翌日、JS研のメンバーは関西国際空港を訪れていた。それは海外へ旅立つ水越澪を見送るためで…。空港を舞台に澪との別れを惜しむメンバーたちの様子を描くとともに、過去のイベントが回想として差し込まれる構成は、8巻同様にとても巧いと思いました。JS研メンバーがこれまで、互いを意識し合い幼いながらも葛藤しつつ成長し、それぞれの思いを胸に巣立っていく。そんな姿に胸が熱くなりました。あい、銀子、そして八一が踏み出す次の一歩が向かう先は?続編が大いに楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
かんけー
67読了♪今回表紙の二人のヒロイン、浪花の白雪姫空銀子と竜王八一の一番弟子雛鶴あい。姉弟子はラストエピソードで華を添えて♪メインエピソードは我らがJS研のラストエピ♪ドラマCD を小説版に書き起こした短編集。とは言え?この作者のこと、辻褄併せも見事で(^.^)あいを筆頭に天ちゃん、澪ちゃん、綾乃ちゃんそして忘れちゃいけないシャルちゃん♪今日は海外へ行く澪ちゃんのお見送り。ガールズトークもヨロシクwやっぱり話題は将棋がメイン♪三人のかしましトークにシャルちゃんのボケが良い感じに響き?読んでて苦笑(^_^;)♪→ 続きを読む…
ネタバレあり -
くんぴー
54JS研最後の話。所々で八一のロリコン具合が相当やばいという話を聴きながら、迎える最後。同じものに全力で熱くなれる友人、ライバルだからこそ別れるのは辛い。それぞれ色んな想いを抱えていて、その想いが交差する時、生まれるものは何か?澪ちゃんのプレゼントは強烈でした。しかし、それも全て愛のことを思っての行動で、そこには小学生とは思えない、強さがありました。これからお互い強くなっていくのだろうと思わされる最後でした。銀子が病室で眠っている(嘘)時はもう甘々でした!とにかく可愛い。次巻に期待。 続きを読む…
ネタバレあり -
た〜
52別れの空港の話。海外に旅立つJS研の友達を見送りに行く中でドラマCDの小説化な思い出話とそれをつなぐ道すがらの話(書き下ろし?)面白いけれど、「ここに来て番外編ですかー」というのが正直な所。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2020/08/07
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784815606442