あらすじ紹介
「わたしは、このお話が、読みたかった」
――『教え子』の物語をついに描いた天神。
その新作の宣伝のため、担当編集者から提案されたSNS運用を始めるが、一向に認知が高まらない。
ヤヤにアドバイスを求めたところ、天神の自宅にて疑似新婚生活(!?)を送る冬燕と、予測可能回避不可能なご対面を果たすことに。
たちまち勃発する大惨事冬ヤ大戦――
「もう、天くんとキスした?」
「……は?」
「ヤヤは毎日ちゅっちゅしてる」
「はあああ!?」
挙句の果てには、星花と冬燕とヤヤの三人娘が、なぜか揃って動画に出演することになってしまい……?
これは“才能の話”ではない。もっと根源的な、物語の価値についての話だ。
みんなからのレビュー
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ツバサ
18天神先生が作家として迷走していたが、厳しいけどリアリストな編集と現実に向き合った結果モヤモヤが晴れて良かったです。届けたいターゲットを明確にしないと埋もれていってしまうのは確かにそう。冬燕が可愛いで終わるかと思いきや訪れてほしくなかった、いつかが…。さて、どうなる。 続きを読む…
ネタバレあり -
げんごろう
17三人娘のドタバタ劇もさることながら、今巻は天神メインの物語で面白かったです。いつもは教える側の彼ですが今回は彼女たちに大切な事を教わったんじゃないかなと感じました。そしてラストのシーン……。さてさてどう転ぶか。次巻も楽しみです! 続きを読む…
ネタバレあり -
D-suke
17★★★★★ 神巻 相変わらず圧倒的な読みやすさと急展開があって、最後まで楽しく読めた でもそんな中に葛藤する気持ちが伝わってくる。 今回も初っ端やばい展開から始まりました。 冬燕が完全に妻じゃんと思って、ちゃんと読み進めて見たけどやっぱり妻でした。ヒロインでした。ヤヤ先生はいい立ち位置にたってる。嫌いアピールがうまく活きてる。自分に自身が無い発言大事。動揺するヤヤもかわいい。配信事故、星花ちゃんのせいで笑った 最恵国待遇と闇星花が面白かった 主人公もやっと少し救われた。 でもこれ次回の星花編はヤバそうです 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
14新作の宣伝をSNSで始めるも伸び悩み天神が思い悩む中、ヤヤが何故かお泊りにやってくる今巻。―――その価値に意味はないとしても、もう悔恨はしたくないから。 物語の価値と言うものは誰が決めるのか。作者かそれとも編集者か。物語の本質的なもの、価値と言うものを徹底的に掘り進め、徹底的に描き切る巻であり、創作論も絡む中三人の少女の想いがぶつかり合う、重くて熱くて、天神の一つの到達点となる巻である。到達の先、一つの崩壊が終焉を導き始める中、天神は彼女にどう向き合うのか。彼女は闇に堕ちるのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
ぶなぶな
13これは天神にとっての物語の価値の物語。この世界では売れなければ意味がない。とはいえ、作家が物語の外側で努力することを求められたとして、仮面を被っただけの道化師はいつまでも続きはしない。星花でさえ孤高の月に昇りかけたのだから。それではきっと、売れなければ意味がなくとも、売れたところで意味はない。結局の所、志辺里の願いが響いて、天神の喜びはそこにある。面白いと思う物語を描いて、誰かを面白がらせたことを知って、彼等の為に描き続ける。彼自身の価値については一つ解決し、次巻はいよいよ星花と向き合うことになりそうか。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2020/07/20
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784040645940
関連サイト
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公式サイト