あらすじ紹介
冒険者として伸び悩んでいる少女・レベッカは、辺境都市の廃教会で”育成者”と呼ばれる青年と出会う。伝説級の戦士や魔術師を育ててきた彼の指導により、彼女の秘められていた魔法の才能が開花していき――!
みんなからのレビュー
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こも 零細企業営業
24育成者の彼って何者なんだろう?かなりの長寿種みたいだけど?この巻のヒロインは雷属性の魔法を使う貴族の娘。だが彼女は雷が使えず、炎魔法を駆使して成り上がろうとしたが、頭打ちになっていた。そこに育成者の彼が現れて、彼女の停滞を激流のように成長させて行く。 続きを読む…
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アウル
24そこそこ面白かった。自分の力が伸び悩み焦っていたレベッカ。そんな彼女は辺境都市の廃教会で暮らす青年・ハルのもとを訪れる。彼こそ大陸に名が轟く冒険者を数多く育てた伝説の『育成者』でレベッカはみるみる才能を開花させていく話。話がサクサク進んで読みやすいな。あと、レベッカがハルに対してツンツンしてる感じなんだけれどもあふれ出る笑顔が可愛らしかったな。これ次巻は違うキャラがハルに育成されるんかな?で裏に潜む闇と戦う感じかな。 続きを読む…
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げんごろう
15公女殿下〜が“教える側”なら本作は“教えられる側”の物語。七野りく先生が描くツンデレっ娘はやはり鉄板!福きつね先生のイラストも相まって最高に可愛かったです。今巻はほぼ回想で序章といった感じでしょうか。他のヒロイン候補も気になりますし、今後の展開に期待です! 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
12冒険者としての実力の頭打ちに悩む少女が、幾多の最強を育て上げたという育成者を名乗る青年に出会い、始まる物語。―――教え導く先、満開の先には最強の頂。才を見抜き適切な指導を施し、時には脅威を排除する。そんな最強の育成者の青年が少女を導き駆け抜ける物語であり、まるで家族のような絆に徐々に絆され惹かれていく、年相応の可愛さを持つ少女の成長と発芽が眩しく、心を揺さぶる。そんなファンタジーとしての王道の世界観を持つ、面白いと素直に太鼓判を押したい物語である。始まりの先、待っている景色は。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
MERLI
11同著者の『公女殿下』シリーズから来ました、伸び悩む少女と育成者を名乗る青年が織りなす成長譚という多分この著者しか書けない世界観が好きです。次巻も出るらしいですね、物語の流れを見るとまだプロローグの段階…あえてナンバリングするなら「0巻」といった感じでしょうか。本格的に動き出す物語に期待します。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2020/07/17
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定価715円(本体650円+税)
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ISBN9784040735436
関連サイト
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公式サイト
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
物語の舞台は、若い冒険者が集まる辺境都市ユキハナ。主人公のレベッカは頭打ちを感じ、伸び悩んでいました。そんな時に彼女が出会ったのが【育成者】を自称するハル。外見はメガネをかけていて身体も細身とあまり強そうな感じはしませんが、大陸全土に名を馳せる数々の冒険者を育ててきた実績の持ち主なんです。
彼があるアイテム作りのための素材を探していると口にすれば、龍や悪魔を討伐しなければ手に入らない入手困難なものでも簡単に送られてきますし、有事の際には彼がお願いするだけで国内最強メンバーが直々に出動したりするんです。優れた弟子達が世界各地で大活躍しているので、世界中に影響力を持つ超重要人物になっています!
弟子だけではなく彼自身もペーパーナイフで剣を断ち切ったり、歴史上で数例しか確認されていない技術をあっさり使いこなしたりと、とっても凄い人物なんですよ。見た目は若いのになぜ弟子がいっぱいいるのか...色々と謎も多いのですが、そこもまた魅力的ですね。
レベッカの才能を見抜いたハルが彼女を一人前に育てるというのが本作のメインストーリーでこの育成部分だけでも面白いのですが、それだけに留まらず後半で描かれる彼とその弟子たちによる規格外のバトルはとっても痛快です。彼と彼の弟子たちが今後世界にどのような伝説を刻んでいくのか、先が非常に気になりますよ!
怪しい噂も多いし初対面でなぜかレベッカの個人情報も把握しているハルに対して、最初はレベッカも警戒するんだけど、その圧倒的な実力を見せられたり、美味しいケーキをごちそうされたりする内に彼の弟子になることを決意するの。
有能な教師役の青年が少女の眠っている才能を開花させていく……というところは前著『公女殿下』と似てるんだけど、あっちが教師役である主人公の視点で進むのに対して、今回は弟子であるレベッカの視点から進められるというのがとても新鮮! レベッカがハルに惹かれていく心情がたっぷり書かれてて胸がキュンキュンするんだよ!
強くて優しいのはもちろんだけど、それだけじゃなくて自分の才能を信じられないレベッカを本人以上に信じたり、彼女が一番欲しいと思っている言葉をしっかり言ってくれるのがとっても素敵で、私もこんな先生が欲しいなって思っちゃった!