あらすじ紹介
八年前。ひとりぼっちで泣くわたしを助けてくれた、満月みたいな丸い瞳の、背が高くてかっこいい女の子。わたしの特別な、初恋の相手――。
わたしは、小学生のとき一緒に星を見たあの女の子が今もまだ忘れられない。もう二度と会えない、ただの思い出……だけどある日寮を移った先の部屋で待ち受けていた女の子・佑月こそ、まさに初恋の彼女で――!?
昔とは違って、小動物みたいで背も小さくて、すこし変わり者の佑月。好きだったのは昔のこと。このドキドキは、恋じゃない……はず。
普通な女子高生がある日物語の主人公になる、初恋やり直しストーリー。
みんなからのレビュー
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ばたやん@かみがた
74これは甘酸っぱいにも程がある。視点があちこちに行く等して、決して読みやすいとは言えないんだけど、そのぎこちなさが陽南と佑月二人の無器用な懸命さと上手くマッチしている。転けつまろびつしながら、最後に二人が互いの感情の由来に気付いて行く所は、一転晴れ渡ってゆく空のよう。惜しむらくは、ネタ程度の扱いしか受けていなかった天体観測だけど、こちらは次巻以降大きなスペースを与えられるんだろうか。 続きを読む…
ネタバレあり -
スズ
27小さい頃に出会ったある少女と見上げた星空をきっかけに星を好きになった女子高生の陽南、かつて故郷の田舎の夜空の下で泣いていたある少女の手を引き共に星を眺めた時から大切な想いを胸にしまっていた女子高生の佑月が再会して始まる、恋と零れ星に願いをかける女の子の青春物語。流れ星を零れ星と表現する陽南の言葉選び凄く好きです。互いに初恋の相手である2人の百合っぽい要素も素敵ですが、幼い頃に一緒に見上げた星の魅力と大切な友情を大事にしている2人と、彼女達の背中を押してくれる大切な仲間の存在に心がホッとして最高の読了感です 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
21幼い頃出会ってお互いに恋をした二人が高校で再会しまた恋に落ちる。そんな二人を中心に、可愛い女の子たちがわちゃわちゃ過ごす様子が描かれます。主人公の陽南の視点でストーリーが進行しますが、朴訥な感じの語り口がツボにはまってしまった。恋の相手の佑月は暴走気味で、感情が「髪の動き」で表現されるというのが可愛らしい。初めての出会いではまだ幼く気付かなかったけど、再会して、あのときの気持ちが恋だったと知り、少しずつ心を通わせて行く二人の様子に、ほっこり心が温かくなりました。続きも楽しみにしています。 続きを読む…
ネタバレあり -
オザマチ
16漫画だと珍しくないけど、電撃のラノベでもこういう作品が読めるようになったんだ、という驚きがあった。 続きを読む…
ネタバレあり -
リク@ぼっち党員
15すごく良かった。最近はラノベ界にも百合の波動が来ている感じがあるので、このタイミングはちょうど良かったのでは。思考停止であんまり好きじゃないんだけど、尊いという言葉が真っ先に浮かんだ。成否はさておき、行動を起こしさえすれば誰だって主人公になる資格はもらえる。好きな人のために自分を変えようと頑張る女の子は魅力的だ。ラストの流れは本当に主人公感抜群だった。カッコ良かったぞ。とりあえず二巻は出そうなので陽南・祐月コンビの掘り下げと並行して、ケンカップルを越えてる感じがある飛和・愛梨咲コンビも何かあると嬉しいな。 続きを読む…
ネタバレあり
みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2020/07/10
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784049129540