あらすじ紹介
シエナを狙うハイルの策略により、犯罪街イレッダは地獄と化した。
そして、数多の銀使いとギャングから命を狙われることになったラルフとリザ。
しかし、幾度の困難を乗り越えてきた二人はもう迷わない。
少女娼婦シエナが囚われている、〈イレッダの深淵〉へ――。
「リザ、さっさとこの茶番劇を終わらせるぞ。反吐が出る」
「珍しく同意見。じゃあ、あいつら殺そうか」
全ては一片の穢れなき理想のために、最後の戦いの幕が開く。
最狂クライムアクション、堂々完結。
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みんなからのレビュー
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まるとも
11あぁ...いやめっちゃくちゃ良かった...正直期待以上。 先ずリザの心変化の描写が凄い、絶妙。ラルフとの悪辣に殺意を混ぜり混んだ言葉の応酬が割と好きなんだけど、その裏に感じられるリザの変化をとても感じられる。そして戦闘描写も1巻の時からだけどハマると凄い... あとかなり個人的な話になるんだけど、リザの闘い方...。ナイフにワイヤー。高速振動。刀。短機関銃に音の指向性を加えた攻撃......諸々、好きすぎるっ...性癖とか言う言い方はあれだけど、まあそうなんだよ。 この上ない最高のラスト。大満足です!! 続きを読む…
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真白優樹
5ハイルの策略によりイレッダが地獄と化す中、シエナを取り戻す為にラルフとリザが最後の戦いに挑む最終巻。―――穢れなき理想で掴む一抹の救い、その救いの中に希望を探せ。 魔女の真実、悪魔の真実。全ての謎へと光を当て伏線が回収される中で地獄すらも生温い無法地帯と化した街で暴れ回る今巻。彼女こそが希望、その希望を救う為に全てを投げ打って限界を超えて戦う、血生臭さと鉄臭さ、そして臓腑を焼くような熱さがこれでもかと攻めてくる、正に地獄で最高な最終巻である。何も変わらぬとしても、希望を信じて。 うん、とても面白かった。 続きを読む…
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椎名
3完結。友情も愛情もなかったが、共に地獄を歩むことができた相棒との関係性がまた良かった。束の間の幸福を求めた彼ら彼女らのエンディングとしてはこれ以上ないだろう。ラルフとシエナの、言葉にはせずともお互いの気持ちをその瞬間に焼き付けていくような会話にはぐっときた。このラストシーンをみてからの表紙も一段と良い。次回作にも期待したい。 続きを読む…
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メメントモリ
2シリーズ第4弾にして銀使いたちの物語完結! 犯罪の街で繰り広げられる悪逆非道残虐無道! 拐われた少女を取り戻すため彼らは深淵へ。 そこで待ち受けるは━始まりの存在。結末はハッピーかバッドか━ 能力ものとしてはよくあってもその設定は好きなパターンで!最後までその部分を掘り下げながらも着地は綺麗に“たち”で終わるのズルかったなぁ。ラーメンズといい福岡関係の作家さんはみな犯罪もの好きなのかなぁ(笑) 続きを読む…
ネタバレあり -
どどんぱー
0完結巻。初期の頃の新鮮感が弱くなったが、まあハッピーエンドがいいところかな。シエナが教会で・・・しての戦闘が一番クライマックスのような。そのあとは、ラルフの技のネタが変わらずエンディングに向けて物語を繋げてきたようで、最後に向けてもっと盛り上がってほしかった。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2020/06/10
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定価759円(本体690円+税)
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ISBN9784049132076
関連サイト
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公式サイト