あらすじ紹介
聖剣セニオリスの調整に訪れた幽霊船都市国バゼルフィドルで、正規勇者リーリァにできたはじめての友人・エマ。
「正規勇者《リーガル・ブレイブ》は、正義の味方じゃねぇ。あくまでも、人類の味方であって、人類の敵の敵だ」
そんな守護者が、友人を奪われたとき。
そしてその友人が、人類の敵になったとき。
リーリァは必殺の聖剣を手に、何を想うのか――。
いつかは滅びゆく大地で、いまを生きる勇者と人々の烈しくも可憐な日々、その第2幕。
みんなからのレビュー
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芳樹
42【電子】もうね。最初のエマとアデライードの独白からしてうるっとくる。バゼルフィドル国編の続きで、友人関係に悩む年齢相応のリーリァの姿がとても良い。前回から引き続き、そんな友人エマに降りかかる災厄と、リーリァの姿を描く今回。未熟なヴィレムも登場し物語を良い感じに展開させます。本編第2部に繋がる「堕鬼」のことや、本編に登場する<聖剣>の来歴も明らかになってとても盛り上がりました。エルクとの対戦後のリーリァにもまだエピソードがありそうで、続きを楽しみにしています。次は本編9巻ヨロです。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
36聖剣セニオリスの調整に訪れた幽霊船都市国バゼルフィドルで、正規勇者リーリァにできたはじめての友人・エマ。不器用な友情を育む二人が陰謀に巻き込まれてゆく外伝第二弾。素直になるわけにはいかないリーリァとヴィレムの距離感が何ともいい感じで、標的にされたエマにヴィレムも巻き込まれる中、突出した存在ゆえのリーリァの葛藤と、年相応の不器用な女の子としての彼女がなかなか印象的で、それと対比するかのようなかつての勇者のエピソードもありましたけど、彼女の物語の結末がどのように描かれるのか、続巻を楽しみに待ちたいと思います。 続きを読む…
ネタバレあり -
どんぐり@京都の何処かで
19ラノベの中でもトップクラスに好きなキャラ、リーリァ。最強で普通の女の子で、好きな男の子のために倒れなければならなかった最後の英雄。すかすかの中でも不思議と転生というか、再登場していない。本編でも彼女に救いが欲しいなと思う。ヴィレムとのほわほわした在りし日の姿が、本編の最進行部を想うと泣けてくるよ。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
19セニオリスの調整の為、幽霊船都市に訪れたリーリァ。そこで出来た初めての友人・エマ。その友人が悪意に襲われ人類の敵になってしまったときリーリァは何を想うのか…な異伝第2巻。人類の守護者であるリーリァがみせる年頃の少女の姿、聖剣の調整技術を学ぶヴィレムの姿も微笑ましい。聖剣の過去話も読ませるしまだまだ話膨らませれるよな。正規勇者の資格失ったリーリァがどうなるのか続きも楽しみだわ。 続きを読む…
ネタバレあり -
ヴィオラ
11リーリァさんのお話…かと思いきや、これはもしかしたら遺跡兵装(ダグウエポン)のお話なのかもしれないとか思い始めました。1巻に続いて今回も、昔話、童話的なテイストで遺跡兵装の誕生秘話が語られます。これがなかなか楽しくて、この調子で全部の遺跡兵装について語ってもらいたいとか思います。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2020/06/01
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784041091715