あらすじ紹介
「――わたしのお願いは、絶対なの」
どんな「お願い」でも叶えられる葉群日和。始まるはずじゃなかった彼女との恋は、俺の人生を、世界すべてを、決定的に変えていく――。
ほんわかしていて、かわいくて、どこかちょっと流されがちで。
それなのに、聞いてしまえば誰も逆らう気になどなれない「お願い」の力を持つ日和と、ただの一般人なのにその運命に付き添うことになってしまった俺。
「――でも、もう忘れてください」
世界なんて案外簡単に壊れてしまうのに、俺たちの恋だけが、どうしても終わってくれない――。
これは終われないセカイの、もしかして、最後の恋物語。
みんなからのレビュー
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芳樹
57「お願い」をすることで、他人に言うことをきかせる力を持つ葉群日和と、そんな彼女と恋人になった頃村深春の恋物語。世界の危機に立ち向かう特殊な能力を持った少女と、それを見守るしかない普通の少年とか、まさに王道の「セカイ系」ストーリー。王道、実に良い。好き。『三角』5巻のあとがきで岬先生が「ずっと書きたかった」と述べている本作ですが、今回はイントロという感じでしょうか。深春の幼なじみの卜部さんが果たす役割も気になるし、この先どのようにお話しが膨らんでいくのか楽しみです。透明感のあるイラストも素敵な作品でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
49どんな「お願い」でも叶えられる葉群日和。始まるはずじゃなかった彼女との恋が、頃橋深春の人生や世界全てを決定的に変えていく、終われないセカイの、もしかして最後の恋物語。告白を断るはずだったのに、うっかり知ってしまった日和の秘密。そんな彼女との過ごしてゆく初々しい日々は楽しくて、けれど垣間見える複雑な想いをたくさん抱えた彼女の日常は想像以上に過酷で、幸せを諦めてしまった少女との思い出を忘れても、改めて想いを育んでゆく彼らが取り戻してみせた未来にはぐっと来るものがありました。幼馴染の存在もまた効いていましたね。 続きを読む…
ネタバレあり -
みやしん
37主人公は傍観者にもなれないthe一般人。世界の事を知るのはほぼ報道越し。故にセカイ系にしてはやや淡白だが「こうゆうのでイイんだよなあ」と言えるぐらいスタンダードなジュブナイル小説。ヒロインがその能力のために日常との隔世感で孤独に悩むシーンもみたいが今後次第か。序盤に新コロを彷彿とさせる箇所があったのは狙ったのかタイムリーなのか? 続きを読む…
ネタバレあり -
ひかはる
37岬鷺宮先生の描くセカイ系、良かった… 日和の『お願い』に深春と一緒に焦ったり悲しんだりしながら読めた。それでも最後、想いが無くならなくてよかった。本当に。 卜部、めっちゃ気になるなぁ…続編(出るよね…?)に期待だなぁ…どう思ってるんだろ 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
35ほんわかして可愛らしい日和に告白され付き合う事となった深春だったが、日和の『お願い』は絶対に叶ってしまうという不思議な力を持っていた。、自身も役に立ちたい、隣に居たいと願う深春だがある出来事が起こり...な話。『お願い』により記憶を歪めさせられたのを直で見てしまい恐怖を覚えるのは当然だよな、その後自分も『お願い』の力によって忘れさせられてしまうが想いはきちんと残り再び恋人同士になり次こそ2人で歩いて行こうとする姿が良かった。 続きを読む…
ネタバレあり
みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2020/05/09
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784049131840
関連サイト
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公式サイト