みんなからのレビュー

• スズ

  2019/10/28

  38

  亡霊と過去を載せて走る蒸気機関車の時刻表、ヒューイの拾った不思議な猫とダリアン、終わる事のない航海を続ける幽霊船の航海日誌、赤の読姫達に支配された修道士の村等、今回はもう一人の読姫との本格的な対立が描かれシリアス感高め。自分の過去の過ちを償う為に身を捧げた男の決意には胸が痛みましたが、たとえ自分が傷つくと分かっていても見捨ててはいけない者を見捨てた過去を背負って生き続けた今の方が彼にとっては苦痛と後悔に塗れた地獄だったのだろうかと思うと何ともいえぬ苦みが胸に広がる。猫と語り合うダリアンの姿に癒されました。 続きを読む…

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• Norico

  2015/07/20

  35

  幻書を巡る物語ももう5巻。色んな本を思いつくなぁ。時刻表まで幻書になるとは！「猫と読姫」ってどっちも可愛くてたまらん。そして、ダリアンとラジエル、この読姫2人も知り合いなの？敵って感じでもないし、どういう関係なんでしょう。 続きを読む…

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• Yobata

  2013/11/18

  35

  “幻書”を巡るダリアンとヒューイの冒険譚第５弾。｢時刻表｣｢猫と読姫｣｢航海日誌｣｢つながりの書｣の４話と｢水辺の花｣｢愚者の書｣｢観測者｣の断章３話。｢時刻表｣は終電の後にやって来る幻の列車の噂を聞きつけたヒューイ達。そこにやってきた列車は12年前に大事故を起こした豪華列車そのものだった…という話。ついに過去の改変まで起こしてしまうのか。この世に在らざるべき力の作用でカミラの母親生き返ちゃったけれど、それは放っておいて良いのかなw?機関助手の命を賭けた勇気は素晴らしかった。新大久保の事故を思い出した。→ 続きを読む…

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• まるぼろ

  2014/10/27

  28

  今巻は4編+断章3つ。カミラの過去に纏わる話、ヒューイが拾ってきた猫とダリアンの話、ある幽霊船の話、そしてヒューイ達が教授とラジエルに対峙する話です。今巻はやっぱり教授とラジエルとの初対決が一番のエピソードですかね…。そして教授たちの目的が見えてきた巻でもありました。これに焚書官や幻書泥棒が加わってどういう物語に発展していくのか…楽しみです。それはそうと今巻ではジェシカが早々と再登場。相変わらずダリアンとは仲が悪いものの良いキャラを演じていました…ｗ とは言え残り3巻ですが次巻も早い内に読もうと思います。 続きを読む…

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• ひめありす＠灯れ松明の火

  2011/09/18

  26

  『紅の読み姫』嘆きの天ラジエルとの遭遇により、物語を司る時輪がじりじりと動き出す。悲しい過去を変える為に、列車のダイヤは塗り替えられ、破滅の未来を変える為に、古い書物は爪の餌食となる。残された航海日誌は過去と未来を調和させる言葉を覚え、人と人を繋ぐ書は兵器へと姿を変える。幻想的で寂しい幻書の物語とは別に、ラジエルとダリアンのやり取りはコミカルで可愛らしいし、ジェシカやカミラと言った普通の女の子たちもなんだかんだと活躍して可愛い。あとは白の読み姫との接触がみたい。そして、揚げパンと猫が可愛いですにゃあ。 続きを読む…

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