あらすじ紹介
「(叛逆されないために)領民に媚びへつらうかぁ!」
荒廃した最悪な領地の運営、はじめました!
犯罪者や異教徒が跋扈する荒廃した最悪の土地・ベイバロン領。
若くして家督を継いで領主となったリゼは、凶悪な領民に殺されないため、一つの決断を下す。
それは――領民に媚びへつらうこと!
“王族や貴族にのみ与えられた神の力”とされる魔法を領民のために使いまくれば、幸せな暮らしを手に入れられる!
……はずが、いつの間にか領民に「国家への反逆者」だと祭り上げられ――!?
「「「さぁリゼ様、邪悪なる国王を討ち取りましょう!」」」
「(どうしてこうなった!?)」
浅慮さで右に出るものはいない、考えなし領主による最悪の領地運営譚、開幕!
みんなからのレビュー
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アウル
20犯罪者や異教徒達が跋扈する枯れ果てた土地・ベイバロン領。両親が亡くなったことで若くして家督を継いで領主となったりリゼは領民に殺されない為、反逆されない為に領民に媚び諂う事を決め、王族や貴族のみに与えらた魔法を惜しげもなく領民に使い安心して暮らせると考えていたが、領民は知ってか知らずか国家への反逆の準備と受け取り祭り上げる事に。考え無しの主人公と領民との勘違いコメディ作品。ストレスフリーでサクサク読めて面白い。考えなしで行動しすべて成功するリゼとそれを神格化する領民や悪徳貴族達のやり取りが面白すぎる。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
15勘違いブラック神話コメディ(多分)。 動植物の命と意識を弄び、麻薬と狂信を持って民を洗脳し、犯罪をなすりつけてマッチポンプで断罪する悪魔の行為を全て無自覚で行う主人公。 聖書をモチーフにしており、唯一神の絶対正義を皮肉る作風とも取れなくもない。 ただ説得力というか整合性というのを投げ飛ばして、文体の勢いだけで物語を進めている。 作者自身の勢いも凄く、内輪のお祭り感に疎外感を感じた。 ……少々この作品を理解するのは難しい。WEB小説の海は広大だ。 続きを読む…
ネタバレあり -
ツバサ
12主人公が天才的に運が良く、全てがいい目に転がったサイコロのように物語が展開していて、ストレス発散に最適な話だった。次巻ではこの快進撃が止まるのか、それとも続いていくのか、期待しています。 続きを読む…
ネタバレあり -
よちたか
11タイトルやイラストレーターから、GA文庫の「天才王子の赤字国家再生術」のような作品かと思って読んでみたが、似て非なるものだった。一応、主人公の思惑とは別に周りの評価が爆上がりしていく方向性は似てるのだが、そこから主人公の知性と政治的駆け引きのようなシリアス要素を排して、勘違いと運と勢いを増し増しにした感じ。ネット上の悪ノリそのままに突っ走る作風は、かなり独特で癖があるのだが、何とも言えぬ爽快感(疲労がポンと抜ける感じ)はある。正直突っ込みどころは満載だが、気にしたら負けだと思う。でも、よくこれ出版したな… 続きを読む…
ネタバレあり -
くもり
9面白かった。ああ、これはなかなか酷いね。アホが無邪気に世界を滅ぼしてく感じあるけど、虐げられてた人々にとっては救世主になってるからまぁいいか笑。頭空っぽにして読める感じ。能力も無敵すぎて生命への冒涜もある感じだけど、それが人へ向かわなかったのかせめてもの救い。牛さんはちょっと可哀想だったな。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2020/04/25
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784865546392