あらすじ紹介
「凡田君と、もっと仲良くなりたいの!」
高校生にして秘密諜報機関を指揮する天才少女、橘黒姫は初恋の真っ最中。
好きな人のために組織の力を濫用し、超高度な諜報技術で接触を図る。
「……誰かに監視されている?」
それに勘づいたのは初恋相手・凡田純一。
一見影の薄い、平凡な男子生徒の彼は、実はある秘密を持っていて……?
「私が……凡田君と友達になるの!?」
そんな中、組織の命令で凡田と接触することになった暗殺少女・芹沢明希星。
友達の作り方なんて知らない彼女の行動は、とんでもない波乱を巻き起こす!
高校生の三角関係に裏社会の命運が揺るがされていく超本格学園スパイ・ラブコメ、開幕。
みんなからのレビュー
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海猫
96学園ラブコメに、謀略スパイ小説をかけ合わせた作品。基本は不器用な人間関係を描いたラブコメで、諜報要素が加わることで特殊な異化効果が出ている。主人公・凡田純一は、ライトノベルでありがちな平凡で目立たない少年であるが、それが存在感を消す偽装であるなど面白い。物語が後半になるにつれ、展開はハードでシリアスになっていくが、作品のユニークさは際立ってくるので不思議な読み心地。スパイ小説としての描き込みが堂に入っており、変わった味わいが生まれている。コミカルさとクールさが両立して楽しめた。続きが出るなら読んでみたい。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
49高校生で秘密諜報機関を指揮する天才少女・橘黒姫。初恋のために組織の力を濫用し、超高度な諜報技術で接触を図ろうとする彼女と、とある秘密を抱え平凡な男子生徒を装う初恋相手・凡田純一、暗殺少女・芹沢明希星のトライアングルスパイ・ラブコメ。初恋を拗らせて空回りする乙女な黒姫に、事情を知らないゆえに疑心暗鬼に陥ってゆく凡田、情報を得るため密かにアプローチを命じられた明希星。客観的状況を認識できない三者三様のすれ違いには笑ってしまいましたが、遭遇した事件から二転三転した結末の先を早く読みたくなる期待の新シリーズです。 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
39【電子書籍】諜報機関の長という裏の顔を持つ女子高生・黒姫は、初恋相手の凡田君と仲良くなりたいのに、超奥手で直接声をかけられない。”長”の立場を利用して機関の力でアプローチを試みる日々を送っていたが、ある日一匹狼系女子の明希星が凡田に声をかけるのを目撃して…。三名とも裏の顔を持っているけど、お互いの素性を知らないので思いっきりすれ違うというのがとても面白い。物語がテンポ良く進むのが心地よいです。凡田君の過去とか、黒姫や明希星との関係とか、今後の展開が楽しみな「学園スパイラブコメ」という期待の新シリーズです。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
34秘密諜報機関を指揮する天才少女の黒姫は只今初恋の真っ最中。組織の力を乱用し純一の事を探っていくのだが情報は一向に集まらず更には組織の命令で明希星が純一と接触を図っていき事態はとんでもない方向へと転がっていく話。初心で奥手な黒姫が色々と指示するんだけど現場の方々ご苦労様ですとしかいえないな(苦笑)皆がスペック高すぎるが故に深読みしすぎてすれ違いが凄まじいことになっているしここからみんなの関係がどうなって行くのか楽しみだわ。 続きを読む…
ネタバレあり -
まっさん
34★★ 自分の周りでは軒並み好印象な意見を見かける中、楽しみにしながら読み始めたが、終始なにを楽しめばいいのか分からないまま話が終わってしまった印象を受けた。タイトル的にはかぐや様的な流れを想像していたが、主人公・ヒロイン共に凄腕の諜報力を有している割にはそれを発揮する場面はほとんど描写されておらず、ヒロインに至っては自分の部下に諜報活動をほとんど任せっきりなために、二人の駆け引きなど(というか絡み自体)の描写は皆無に近かった。その割に、表紙やあらすじにも登場していない別のヒロインがひっきりなしに主→ 続きを読む…
ネタバレあり
みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2020/03/25
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784040645445
関連サイト
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公式Twitter
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
さらに凡田くんの情報を得るため、組織は暗殺者として育てられた芹沢さんを送リこみ、凡田くんとお昼ごはんを一緒に食べたり、映画館に行ったりするうちに、芹沢さんも凡田くんのことが気になるようになっていって……いつの間にか付き合っていると噂されちゃう仲に! どうする橘黒姫さん!? 橘黒姫さんのミッションは加熱していきますよ~!!
すれ違いがますます誤解と混乱を呼ぶ、三角関係にニヤニヤですよ~!
名家のお嬢様で優等生の橘黒姫さんは、とある諜報組織を統べる首領。その彼女が恋をした同級生の凡田くんも平凡な男子高校生のフリをして、実は凄腕エージェントなんだ。凡田くんの事を知りたい黒姫さんのワガママから組織の監視をつけるんだけれど、凡田くんは自分が狙われていると勘違いして、自宅の郵便物から、道端ですれ違う人まで、日常生活のあらゆることに疑いの目を向けて暗殺を警戒するんだ。・・・・・・結構スリリングな日常だね!
ありふれた男女の交流に見せかけて、お互いに自分の正体を隠しながら、相手の正体を見破ろうとあの手この手で仕掛ける。高度な駆け引きが、まさにスパイの心理戦で真に迫っているよ。
自分達がが裏の世界の人間であることに苦悩する姿が、とっても切ないポイント。 これまで日常と縁遠い世界で生きてきた彼らが、学校生活や恋愛に憧れるのが伝わってくるよ。