あらすじ紹介
まちがい続ける青春模様、シリーズ完結。
季節はまた春を迎えようとしていた。
同じ日々を繰り返しても、常に今日は新しい。悩み、答えに窮し、間違えを繰り返しても、常に飽きもせず問い直すしかない――新しい答えを知るために。
言葉にしなければ伝わらないのに、言葉では足りなくて。いつだって出した答えはまちがっていて、取り返しがつかないほど歪んでしまった関係は、どうしようもない偽物で。
――だからせめて、この模造品に、壊れるほどの傷をつけ、たった一つの本物に。故意にまちがう俺の青春を、終わらせるのだ――。
過ぎ去った季節と、これから来る新しい季節。
まちがい続ける物語が終わり……そしてきっとまだ青春は続いていく。シリーズ完結巻。
みんなのデータ
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24評価する
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11読みたい
みんなからのレビュー
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芳樹
127【電子書籍】大きく歪んでしまった雪乃、結衣との関係。詭弁を弄して自分も他人もだまして送ってきたこの青春時代。それらをかなぐり捨て本物を手にするため、いよいよ八幡は後戻りの出来ない決断をする…。暖かい気持ちになれたエピローグシーンは最高でした。これからも3人は間違いながら進んで行くのでしょう。彼らの未来に幸多からんことを祈るばかり。とても素敵なシリーズでした。 続きを読む…
ネタバレあり -
リク@ぼっち党員
122ただひたすらにありがとう。個人的No.1のライトノベルがついに完結。なあなあになるかなぁとも思ってたけど、彼らなりにその関係にしっかりと名前をつけてくれて、出会い、触れ合うことで成長したことをすごく感じた。特に卒業式で泣く八幡にはビックリした。正直この作品は思い入れが強すぎて、どんな結末になっても辛くなりそうで怖くあった。でも、本当に満足できる終わり方をしてくれて、あとがきで彼らのその後についても触れてくれて、心の底から感謝しかない。まちがえたことは間違いではなかった。その部屋に陽が満ち続けることを願って 続きを読む…
ネタバレあり -
ゼロ
106シリーズ完結巻。あとがきに書いてありますが、12〜14巻が最終巻となっており、三部構成になっています。陽乃さんの「共依存」から、奉仕部のメンバーは自身の在り方を考えることになりましたが、陽乃さん自体は狂言師であり、器は大きくなかったのか残念。雪ノ下の母を含め、面倒くさい家族です。オチとしては、筆者が迷いながらも王道に落ち着かせました。「好き」の言葉が言えない意識高い系の社会人みたいな高校生でしたが、こんな青春もあるものかな。ただ由比ヶ浜さんの救われなさ、終始プロムに携わっていたので、変化が欲しかった。 続きを読む…
ネタバレあり -
かんけー
104読了♪...感無量です!(*^^*)八幡達の青春ラブコメを追い掛けて満足の心境です。冒頭、Prelude と言う名の二人の女子のモノローグから静かに物語は紡がれ始めて?八幡と小町の懐かしい会話に自然と笑みがwガハマさんの「普通に声かけてってば!」に苦笑(^_^;)プロムの成就に向けて、動きだす彼彼女等。と?その前にカラオケイベント発生ww何気にやっぱし三浦嬢良い人!八幡?ガハマさん宅での行状に爆笑の連続で♪ガハママさん可愛すぎるwガハパパの存在に肝を冷やす八幡に苦笑(^_^;)ゆきのんの家庭とガハマさん→ 続きを読む…
ネタバレあり -
むっきゅー
90素晴らしい最終巻。この青春ラブコメは何も間違ってない、キラキラ輝いていてボクの目が潰れそうになりました。平塚先生に導かれ奉仕部で過ごした一年間で、ヒッキーがすごく成長したようね感じました。今巻は、二つのプロムを通して、ゆきのん・ガハマさんの願いをかなえることや、紛い物ではなくあくまで本物を追い求めること、そしてヒッキーが出した結論に感動しました。これは、アニメ第三期が楽しみですね!【コメント欄にネタバレあり】 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2019/11/19
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定価935円(本体850円+税)
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ISBN9784094517811