異世界誕生2007
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異世界誕生2007

ゼロ年代半ば。アニメが、ラノベが、溢れ出した時代。喧騒から離れた日本のどこかで、再び“異世界”の扉が開く。
伊藤ヒロ (著) / やすも (イラスト)
シリーズ:異世界誕生(講談社ラノベ文庫)

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あらすじ紹介

「あなたの胸の中にあるものでも、晒すと人の心を打てますか?」
2007年、一人の少女と、一人のニートが旅立とうとしていた。
“物語”は、果たして人を救えるのか?

2007年、夏。中学一年の嶋田チカは、幼馴染の藤岡キョウヤから、長らく入院していた妹のハルナが帰ってきたので会ってほしいと頼まれる。ハルナは痩せ細り、とても健康そうには見えない。彼女の懇願を受け、チカは前年母が書いた「タカシの冒険」の内容を語って聞かせる。大喜びのハルナに続きが聞きたいとせがまれ困惑するチカに、キョウヤはそっと告げる。「ハルナは、もうすぐ死ぬ」。
同じ頃、引きこもりでニートの作家志望の青年・西藤リクは、世界と自分を憎み、絶望して、二ヵ月後に自殺することを決意していた。
“物語”に迷い込む中学生とヒキニート。暴かれる、一人の騎士の真実。ネットを介して命と想いが繋がる時、異世界の扉が再び開く。

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • よっち

    2007年夏。中学一年の嶋田チカは、幼馴染の藤岡キョウヤから頼まれ、長い入院生活から帰ってきた妹のハルナに作った話を聞かせる第二弾。ハルナを取り巻く残酷な現実と、巻き込まれてゆくチカがハルナのために作る物語、そして現実を直視できないニートの作家志望の青年・西藤リク。チカ自身もいろいろ難しい状況に追い込まれてゆく中、戸惑いながらもハルナと向き合おうとする彼女が知った新事実が混乱に拍車を掛けましたけど、それでも周囲の協力も得つつ頑張ったことでハルナも少しは報われたのかな…今回もまた時代感が懐かしかったですね。 続きを読む…

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  • 活字スキー

    【あなたの胸の中にあるものでも、人の心を打てますか?】「物語の物語」として驚くほどよく出来ていた『異世界誕生 2006』の続編……というよりスピンオフ?現実の時系列としてはタイトル通り翌年の設定だけど、そこで語られる『ハルナのだいぼうけん』は前作の『タカシの冒険』の前日譚というテクニカルな構成で、前作同様にいかにもなテンプレを巧く活用しつつも、また違った角度で「物語ること」にアプローチ。完成度としては前作に軍配が上がりそうだが、これはこれでやっぱりよく出来たユニークな物語だった。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • かっぱ

    前作から2年後を舞台にチカが幼馴染の妹と交流するところから始まる物語。2006が一冊の本としてあまりにも綺麗に完結していたからこそ、2007は確かに力負けしているという意見があるかもしれない。それでも前巻のお話を受けて綴る物語として間違いなく正解だと感じた。物語がいつだって誰かの心を救うのはそこに魂があるからだ。その人がそこにいるからだ。剥き出しになった何かが人の心を打つのは時代が変わろうと、きっと"変わらない"。不器用で口下手な兄妹は物語を通して一人の少女の心を救った。なんて美しいんだろう 続きを読む…

    ネタバレあり
  • nawade

    ★★★★☆一応、前巻のあとがきでアナウンスはあったが、それでもまさかの続刊。あの綺麗なラストからどう繋げるのかと思っていたが、今回は妹のチカを主軸に据えたもう一つの物語として構成されていた。長期入院から退院した幼なじみの妹との再会から始まる物語はある意味、予想通りのストーリー進行ながらも、意外性を発揮しつつ、前作以上に重たい話でありながら、一度読み始めると止まらない引力が働いていた。この巻では西藤リクというクソ野郎が登場するが、その僻みきった厭らしさが堪らないキャラに仕上がっていた。そして、タカシぃ!!! 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 真白優樹

    あの日々から一年、チカが余命いくばくもない幼馴染の妹、ハルナと再会する中、小説家志望のニート、リクと出会い新たな物語の扉が開く今巻。―――新たな想いは世界を繋ぎ、あの世界への扉が再び開く。 まさかの続刊、そんな今巻はチカを主軸に据え、作者ではなく読者の姿が描かれる、前巻にも増して更に増した力がどんどん物語に引き込んでくる、心にのしかかってくるエグみと重みが言葉に表せぬ余韻を齎してくれる巻である。物語は無力だ、けど強力だ。その力が齎した光と共に進む彼女達の前に再び扉は開くのか。 次巻もあるなら楽しみである。 続きを読む…

    ネタバレあり
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