あらすじ紹介
世界が滅びると告げられた一年まで、残り七日。ほぼ全ての生物が消滅していく中で消滅を免れている唯一の場所――『終末の地』と
呼ばれる場所で、お嬢様と執事が戦っていた。世界を終わらせる「滅び」を退け、新たな世界を生み出す救世主となってしまったお嬢様――ユズハと、救世主を阻止するべく魔人の力を得た元執事――シュウヤ。想い合う二人は、それぞれの意志を胸に秘め、戦い続ける。相手のために――
第8回講談社ラノベ文庫新人賞<佳作>受賞作が登場!
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みんなからのレビュー
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真白優樹
10世界の滅びまであと七日しかない世界の最後の地でお嬢様と元執事が互いの為に刃を交える物語。―――この剣は貴方の為、ならば迷うな貴方が敵となったとしても。 愛するが故に刃を向ける。大切だからこそ殺し合う。愛するが故にぶつかり合う、もの哀しく切なく、だからこその独特の味が心に入り込んでくる物語であり、ぶつかり合う二人の姿と選ばれた終末に心揺らされる物語である。一先ずの終末を避け、創られた世界は互いを知らぬ未知の世界。果たして今度こそ二人は、世界の滅びを防ぎ未来へ進む事は出来るのか。 次巻も須らく期待である。 続きを読む…
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nawade
9★★☆☆☆ 第8回講談社ラノベ文庫新人賞佳作受賞作。終末の世界で愛するゆえに救世主と魔人として殺し合う2人を描いたセカイ系作品。まず序盤の主人公が魔人に堕ちる展開がまずい。こんな怪しい誘いにホイホイ乗っちゃう?怒りの深さで以前から目をつけていた主人公を選んだというが、何処にそんな要素が?と説得力がない。そして、愛しているのに戦わざるを得ない悲劇を描こうとしているのだろうが、何度も見逃したりしているため、物語が弛緩してしまっていて盛り上がらない。もっと覚悟を決めたギリギリの展開をみせてほしかった。 続きを読む…
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リク@ぼっち党員
7世界の滅びと神の悪戯に抗う二人の主従。大切に思うがゆえに互いに殺し合わなければならない悲劇の物語。なんだけど、直前まで学生だったから当たり前ではあるんだけど、互いの覚悟が決まっていないままだったのでなんとも中途半端になっていた気が。せめてどちらかは覚悟を決めて本気で殺しに来ても良かったのでは。からの最後の展開のほうが、庇っても庇われても怒りという力を考えると高まったと思う。 続きを読む…
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ひぬ
2積読本の山から。カバーが好みだったので買ったのですが、個人的にはハズレでした。終末世界での執事対お嬢様という関係性は面白かったものの、対立自体は軽くしか描かれず、少し残念でした。私の思い違いかも知れませんが、半ばにお嬢様が戦っている挿絵がありますが、そこは片腕になるべきだったのでは。エンディングはちょっと予想外でしたが、この終わり方でも悪くはないかなとは思いました。 続きを読む…
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あさい
0微妙。表紙は良い。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2019/11/01
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定価726円(本体660円+税)
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ISBN9784065181928