あらすじ紹介
そして、舞台の幕が上がる。
掛けられた言葉。誠実の意味。向き合った、彼女の気持ち。
俺をとりまく環境の変化は劇的で。
けれど、そんなことはお構いなしに時間は進んでいく。
文化祭の準備もいよいよ佳境。
演劇の練習が、ついに始まった。
登場人物と演者のイメージを近づけるため、俺と菊池さんは「日南の過去」を取材することになるのだが……?
俺の、俺たちの―――。
一度きりの文化祭が、幕を開ける。
みんなのデータ
-
5評価する
-
5読みたい
みんなからのレビュー
-
S.T.
65面白かった。第一部完って感じなのかな。当初の目的、まあ『中くらいの目標』とはいえ、彼女ができるという1巻を思い出せば高校生活大逆転な出来事。…なんだけど、やっぱりまずみみみだよね。まあ最初から立ち位置が『引き立て役』そのものなので、こうなるのは目に見えてたわけだけど。それと、結局菊池さんを選んだということは、一つ大きな分岐点だったと思う。日南は、最後まで師匠ポジ(ラスボスポジかw?)で終わるのかどうか。ともあれ、みみみに最後まで尻を叩いて貰ったとはいえ、ちゃんと自分で『決断』が出来たのが良い。おめでとう。 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
65みみみと菊地さん。2人への好意を明らかにした友崎君の決断は…。日南の過去にも触れる回です。菊地さんへ告白するまでの友崎君の心の動きが丁寧に書かれているのが、良かった。そして、みみみ本当にいい女だなー。いよいよラスボス日南攻略が始まるのでしょうか。次巻が待ち遠しい。 続きを読む…
ネタバレあり -
まりも
58文化祭の幕が上がり、友崎を巡る物語に1つの答えが出されるシリーズ第7弾。これはアカン。読み終えてからこうして感想を書くのに一晩空けたにも関わらず、今もなお感情が揺さぶられすぎてオーバーフローを起こしている。読んでいる間ずっと悶々しっぱなしで、読み終えた後も尊さやら甘酸っぱさやら切なさやら色んな感情が胸の中でごちゃ混ぜになって大変だった。屋久先生はなんちゅーもんを読ませてくれたんだ。これこそ正しく青春を描いた物語だよ。今胸の中にあるモヤモヤも彼らを祝福したい気持ちも全てを大事にしたい。そう思える1冊でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
56文化祭準備も佳境を迎え、演劇の脚本作りで登場人物と演者のイメージを近づけるため、友崎と菊池さんが葵の過去を取材する第七弾。みみみとのもどかしい距離感、菊池さんに協力しながら作り上げていく演劇の脚本、二人との関係に対する課題を友崎に提示する葵。取材で垣間見えた葵を演劇に投影してゆく菊池さんには、自分も変わろうとする強い決意があって、心揺れる友崎と彼女たちの繊細な描写を積み重ねていった今回はいつも以上に大きく動きましたけど、これは終わりではなく新たな始まりなんですよね。今後の展開に期待せずにはいられないです。 続きを読む…
ネタバレあり -
わゆ
526巻から大きな1つのストーリー。みみみの告白、文化祭の演劇、漫才、菊池さんの紡ぐ物語とその結末、友崎くんの本心、日南葵からの新たな3つの課題、そして日南葵の原点と正体について。余りにも多岐に渡るストーリーラインが、この巻の中で驚くほど整合性が取れて、綺麗な青春物語としてまとまっている。構成に無駄が無く、各キャラクターの感情の発露も生き生きと感じられ、ラブコメとしても超一級品の完成度だと心から感じる。ジェットコースターのような、最終盤に至るまでどういったエンディングになるか全く見通しが立たない展開に感服。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2019/04/18
-
定価815円(本体741円+税)
-
ISBN9784094517859