みんなからのレビュー

• 真白優樹

  2019/04/19

  10

  校庭に放置された部室棟の取り壊しか保存かを巡り白鷺さんと黒川さんの間で対立が巻き起こる中、倫太郎が部室棟に立てこもる役目を任される今巻。―――思い出か安全か、それは心で決めましょう。　昔の学生運動を思わせるような立てこもりを繰り広げる中、黒川さんの昔話も明らかとなる今巻。　自らの意思で悪を為す、そんな倫太郎の覚悟が一段と深まる巻であり、黒川さんとの距離も少しだけ近づく、物語が本格的に動き出し新たなステージを迎える巻である。小さな勝利をもぎ取る中、脅迫が齎す漣の行方とは。 次巻も須らく期待である。 続きを読む…

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• 芳樹

  2019/04/27

  7

  白鷺さんが表紙の本巻は、やはり白鷺さん回ですね。部室棟の取り壊しを廻って黒川さんが企てるマッチポンプ作戦に、今回も巻き込まれる主人公があわれ。メインヒロインであるはずの黒川さんはちょっと陰が薄い印象ですね。ポンコツっぷりは可愛いですが。2人の過去にも触れられ、その来歴が少し明らかになります。さて不穏な感じで終わりましたが、次巻の展開はどうなるか楽しみです。 続きを読む…

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• 不自他

  2019/04/20

  6

  度を越した無茶ぶり理不尽展開の1巻よりは、主人公の負担･苦痛が少なかった。最初に、黒川さんが簡単なマッチポンプを画策。正論を盾に当然成功すると思われたが、何故か生徒会長選挙対立候補の白鷺さんと手を組むことになり、当初の計画が台無しに。以降、様子を見ながら主人公が対応を模索。結果的に、主人公は最善の行動を起こせた。それどころか、校風改善の下地まで作り、黒川さんの理想が半分実現した感さえある。　読んでて気になる点が所々あるけど、結構お気に入りなので次巻も買うかも。 続きを読む…

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• かっぱ

  2019/06/16

  5

  黒川さんを生徒会長へと導くシリーズ2弾。今回は敵対する白鷺さん回。旧部室棟の取り壊しを巡って両生徒会長が衝突する物語。古き伝統が齎した思い出を守りたい白鷺さん、思い出は胸に未来を見据えた黒川さん。二人の対立からお互いの関係性や因縁の片鱗が少し窺える一冊になっている。取り壊しのために働きかけた倫太郎の行為が奇しくも保守派の白鷺さんに認められ思い通りに進まない物語展開は面白い。黒川さんの態度は相変わらずであるものの少し軟化したように思うのは前巻の反動だろうか。幕引きでは不穏な空気を残して続刊の展開が気になる 続きを読む…

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• 熱東風(あちこち)

  2019/05/06

  4

  今回も面白かった。／黒川さんを生徒会長にしよう作戦第２弾。／今回は黒川さんだけでなく白鷺さんの過去も明らかになって、どちらともひいきしたくなくなって苦悩する主人公に同情する。／赤峰さんの登場場面が少ない。今後の彼女の活躍に期待。／あと、舞台が奈良県なのに関西弁じゃなくたって、「マクドナルド」のことを「マック」ではなく「マクド」と表記しているのを見つけて思わずニヤッとしてしまい、関西人としては満足です。／最後、続きが気になる。続編楽しみにしてます。 続きを読む…

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