あらすじ紹介
阿喰はある使命を受け、文芸部員を集めていた。新メンバーの雑賀がいじめをうけているとの情報を得た部員達は、犯人捜しに動き出す。現場で犯人を捕まえることに成功するも、その犯人はカースト上位に命令されたと話す。首謀犯と思われる生徒に会いに行くが、彼女もまた何者かに脅されていた。脅迫の連鎖の終わりは見えず、真犯人に辿り着けない。何故、大勢の秘密が流出しているのか? 意外な事件の結末に驚愕する学園ミステリー
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みんなからのレビュー
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しまふくろう
15【試し読み】絵が今時のラノベには珍しくとても個性的だった。 物語はちょっと変わった主人公による学園青春もの。試し読み部分だけだと、青春ミステリの変人探偵ものっぽい感じ。一昔前の文芸っぽい雰囲気なのが面白い。 続きを読む…
ネタバレあり -
なみ
13文芸部員たちが、仲間をいじめから助けようと奔走する青春ミステリー。 部員たちの秘密とは。 何のためのいじめなのか。 そして──首謀者は誰なのか……。 主人公、阿喰くんの素直で真面目なひねくれ者キャラが癖になります。3ページに1回は笑わせられる。 綺麗に完結しているように見えて、伏線らしきものも散りばめられています……。気になる! 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
11ある使命を受け文芸部の部員を集める少年が、新メンバーの少女のいじめ問題に触れ、様々な謎が連鎖する物語。―――繰り糸の先にはまた傀儡、入れ子に最後に残るはだあれ? どこか、薄い膜を一枚通したような感覚で覗く事になるこの物語。様々な人々の想いが連鎖して交錯し、堂々巡りに近い謎が展開される中、意外な真実と哀しき事件が待っている物語であり、あっという間に読める軽口のミステリー作品として面白い物語である。事件を解決した先、待っていたのは全ての喪失。だけど遺ったものを手に、彼等は前へ。 うん、面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
あおさわ
9ホラーのような表紙で売れないだろうと話題になっていたので興味を引いて買ってみました。学園ライトミステリー。主人公が何らかの精神疾患と思える感情の薄い性質なため独特の人間関係が築けていて、見下げも媚びもしない態度に齟齬をきたしたり、心惹かれたりと恋模様も個性的で楽しめました。 犯罪一歩手前の脅迫事件という日常ミステリにしては重い内容ですがニュートラルな視点で話は淡々と進みます。でも周りの空気や相手の感情は徐々に変わるのが分かります。ベタな展開を新しい味で読ませる。河東遊民先生、気に入りました。 続きを読む…
ネタバレあり -
不自他
8BOOK WALKERさんの【試し読み】キャンペーン。伝統的に悩み相談を請け負ってきた文芸部存続の為の部員勧誘中に起きた「いじめ」の解決に挑む話。読者の神経を抉る様な凄惨な内容かと思いきや意外とそうでもない。これは、人を食った様な言動&淡々とした主人公の影響も大きい。また、独特な絵柄と裏腹に、文章は癖が少なく馴染み易かった。最後まで読んでいないので断言は出来ないけど、ラノベじゃなくても良かった気がする。一般文芸の方が合っているのでは?特に挿絵が必要とは思えないし。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2019/05/02
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定価726円(本体660円+税)
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ISBN9784065160466