あらすじ紹介
絶望を笑い、絶望を晴らし、絶望を乗り越え――最強へ至れ
「人が心に絶望を抱いた時、その者は人に仇なす怪物に変貌する」
異形の怪物に母を殺された青年・ジュールは、詐欺師に騙されて購入した「贋作の勇者の剣」で怪物を打倒する。
怪物が元はただの人であることを知った彼は、その元凶を探るため旅に出ることに。
剣は偽りであっても、その胸には紛うことない勇者の心を持つジュール。
邪神の奸計により、仲間には裏切られ、無二の友を亡くすもしかし、彼は決して絶望に屈しなかった。
なぜならば――
「人よ希望を抱け。俺は勇者のジュール。絶望を晴らす勇者なのだから! 」
贋作の剣から始まる、本物の勇者の物語。それを今、語ろう。
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みんなからのレビュー
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しぇん
18無茶苦茶面白かったです。中盤までは穂犠牲者は多くても普通のなろうぽく淡々と話進むなと思ってましたが、中盤の絶望からの終盤の反撃。真の勇者、ただの剣が聖剣に至るまでの過程が熱くて楽しめました。優しく笑い続けれたからこど絶望に負けなかったんだなと。読み終わってプロローグ読みなおすと、また感慨深かったです。ただ、一巻でこれだけ綺麗に纏まってしまっているので、どんな続き方するのか気になります。ヒロインとの話を進めるのか?主人公の強さの秘密に迫ったりするのか?強さの秘密はやらない方がよい気もしますが。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
10異形の怪物に母を殺され、詐欺師から買った贋作の勇者の剣で復讐を為した青年が、元凶を探る旅の中、真の勇者となる物語。―――例え力は偽物でも、その心は本物だから。 勇者の本質とは力か正義か。否、勇者とは誰かの希望となり道の先に立つ者。 何度も絶望に襲われながらも、笑顔と共に希望となり駆け抜ける青年。正に真っ向勝負の英雄譚といった感じの物語であり、飾り気のない熱さが心に吹き込む、火傷しそうなほどに熱くて見逃してほしくないと思える面白さが溢れている物語である。勇者の次の旅とは。 次巻も早く読みたいものである。 続きを読む…
ネタバレあり -
八岐
5★★★★☆ これは……傑作、傑作でしょう。勇者とは、選ばれし者、または勇気ある者として描かれる事が多いけれど、これほどに「人々に勇気と希望を与える者」として描かれた勇者譚はないだろう。誰かに選ばれたのではなく、自ら勇者を名乗り、人々の絶望に立ち向かった底抜けに馬鹿な漢と、その掛け替えのない仲間たちの物語。いっそ、勇者の隣はハゲでも良かったんじゃ、と思えるほどに相棒とのコンビが熱かったんだよなあ。この上なくキレイに終わってると思うのだけれど、続くとすればどんな話になるのかしら。 続きを読む…
ネタバレあり -
リク@ぼっち党員
5伝説の剣に選ばれた者を勇者と呼ぶのではない。勇者とはーー。タイトル通り。しかしその「なろう」っぽさとは裏腹にジュールの生きる道と勇者のあり方を熱く描いていた。物語の芯がしっかりとしているので最後までダレない。そして相棒ポジがカッコいい作品はやっぱり強い。ジュールとラーズのコンビは互いに支えとなり合う素晴らしい関係だった。読み終わって表紙を捲ると涙を禁じえないもん…。正直な話、熊にベアハックからのブレーンバスターをきめた時はこいつはヤベえと思ったけど、まさかそこまで術中とは…。作者さんには感服するしかない。 続きを読む…
ネタバレあり -
honnsuki
5これは運命に選ばれた英雄の物語ではない、これは運命をつかみ取った一人の男の物語である。ド直球で熱いお話でした。途中の大僧正との別れの場面は王道でとても良かったです。思わず涙ぐんじゃいました。この騒がしく、愉快で、熱い魂を持った勇者の活躍を楽しみに続きを待ちたいと思います。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2019/04/25
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定価715円(本体650円+税)
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ISBN9784865544732