みんなからのレビュー

• よっち

  2019/02/18

  38

  真冬の卒業が近づく中、すれ違った関係を修復するきっかけを掴めないでいた啓介。そんな彼が未だ登校できないままのユリに連れられ、とある教会を訪れる第五弾。亡くなった神父が残した小説と１枚の写真の真実、突然退学すると言い出した良太郎のために奔走する啓介と大地、卒業式を間近に控えた追い出し祭の日に啓介と真冬が遭遇した最後の事件。印象的な事件を経てようやく自分のありようを見出した啓介は最後にもうひと頑張り欲しかったですが、それでも未来に期待したくなる結末はこの作品らしいのかなとも思いました。次回作も期待しています。 続きを読む…

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• harupon

  2022/07/09

  24

  最終巻。「ロシアン・ウィスキー・ホーリーナイト」は、ソビエト連邦、強制収容所でのことを書き残したノンフィクション小説『Silent Night』と一枚の写真。12本のウィスキーボトルの側面にあるひっかき傷。わかったわかった。一緒に推理している気持ちになった。「消えた恋人」良太郎が高校卒業を待たずしてすぐに結婚するというびっくりな内容。で、そのお相手がいなくなったという。ちょっと一休み的なお話。いいね(′▽`)。ラストは「ジャナ研の憂鬱な事件簿」文化祭で起こった盗難事件。トリック楽しめました。完結。 続きを読む…

  ネタバレあり

• アウル

  2019/02/26

  23

  シリーズ最終巻。面白かったシリーズだけにもう最後かという思いが強いな。前巻で考え方の違いによりすれ違ってギクシャクしたままの啓介と真冬は卒業シーズンを迎えることになる。ユリの提案で訪れた協会の謎を調べる話は上手い事ビンなど他に意識を持っていかれてたから存在を上手い事忘れさせられていたわ明かされた時に「あ」っと思ったし。消えた恋人の話はまあ警察２４時なんかでよくあるネタだからピンときたな。最後の話は最初と比べてホンマに啓介の変化が良く分かるよな。終わり方も少しもやっとするがあの二人らしい感じで良かった。 続きを読む…

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• しぇん

  2019/02/24

  19

  ビター成分多めのミステリー完結。もう完結なのか、と残念な気持ちになりましたがちょうど良い長さなのかなとも。日常系と言うには事件が大きすぎる感もあった気がしますし、最後まで、ほろ苦い真実が出てくるのが癖になる物語でした。今回はロシアの話と、良太郎の結婚話が好きでした。いつか社会人になった彼らを読んでみたいなと思いつつ読了。 続きを読む…

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• 真白優樹

  2019/02/19

  17

  すれ違ったまま真冬の卒業の時が近づく中、ジャナ研最後の事件を語る最終巻。―――あの日とは違う想いを胸に、その胸に抱いた解答を。　真冬とすれ違ったままだった啓介が本当の想いに気づき、そんな中でも容赦なく時は進む最終巻。気づいた想いを胸に、本気で推理を力に変えて。そんな啓介の推理が冴え渡る巻であり、二人が漸く向き合い、そして約束を胸に未来へ歩き出す巻である。果たされた再会、胸に抱いた約束。彼等はどんな未来を選ぶのか。でもどんな未来でも、二人でならいつだって立ち向かえる筈だから。 どうか、彼等の未来に祝福を。 続きを読む…

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