クロハルメイカーズ 3 踏み出す勇気と消えない思い出の作り方
みとせ先輩の部活引退を前に、合宿に行くことになった創造部。そこで出会った少女のために創ったゲームが、創造部解散のきっかけに!? 痛くも恥ずかしい、むき出しの青春群像劇、シリーズ完結。
砂義出雲
(著)
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冬馬来彩
(イラスト)
シリーズ:クロハルメイカーズ(ガガガ文庫)
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あらすじ紹介
その一歩が黒歴史となり、しかし希望となる
夏休みがやってきた。部長のみとせ先輩は夏が終われば部活を引退し、受験勉強に専念することになる。
いまのメンバーで創作ができるのは、この夏だけ。そこで、思い出作りのために湊介たち創造部は合宿を企画する。
合宿に出向いた先で出会ったのは、一人の孤独な車いすの少女。比香里はその少女のためにゲームを創りたいと言いだし、合宿の作品のテーマが決まるが……。
そのゲーム制作が創造部解散のきっかけになってしまう!?
胸に秘めた想い。秘密。青春の焦燥感から気持ちはすれ違い、ぎくしゃくしてしまう部員たち。
そして、比香里に残された時間も少ないことがわかって……。
青春とは黒歴史と見つけたり。痛くも恥ずかしい、むき出しの青春群像劇、シリーズ完結。
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みんなからのレビュー
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椎名
7面白かった。創造部がバラバラになり、最終的に絆とか友情とか相互理解とかではなく創作というただひとつ彼ら彼女らの間で共通したものを拠り所にヒカリが全員を集めなおして~って流れ完全にロミオの血が残ってて笑ってしまった(誉めてます)。青春といえばそう、ノベルゲームなんですよね……。ヒカリと湊介の関係が切ない感じで終わったのも個人的には滅茶苦茶好きでした。お疲れ様でした、次回作にも期待しております。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
7夏休み、思い出作りの為に合宿をする中、ゲーム作りが部の解散を招き、比香里との別れが迫る最終巻。―――黒歴史の先、誰かの希望はそこにある。ノベルゲームを題材に語る中、菜絵が初めての挫折を経験し、みとせと比香里との別れが迫る今巻。 湊介達が重ねてきたのは確かに黒歴史。だけどそれこそが誰かを救う為の鍵となり、彼女の背を押し夢へと進ませる切っ掛けになった。そんな彼等の成果が結実する巻であり、夢破れ折り合いをつけた者達の背を押し、励ます温かさに満ちた巻である。彼等の希望はここにある。 うん、最高に面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
HANA
6最終巻。最終的にそうなるか。主人公の面倒さというかどうしたもんか、という雰囲気は薄め。というかどっちが主人公だったかは最終巻で分からなくなってしまった部分もあるけれど。次回作も期待。 続きを読む…
ネタバレあり -
nawade
5★★★☆☆ 夏休み合宿の創作をきっかけに休止状態に陥った創造部、みとせ部長の卒業をはじめとした其々の旅立ちを描いた最終巻。最終巻だけに記念創作の挫折、菜絵の恋心、謎だった比香里の家庭事情、そして彼女の自立を絡めた総決算な内容。比香里メインな展開で創作が楽しいことばかりでない事を描いているが、湊介の出番が少ない分、痛度は従来より低め。読み終えてみると、このシリーズは比香里の成長を描いた物語だったように思える。そして、黒歴史こそが主人公だったのだと。 続きを読む…
ネタバレあり -
木倉兵馬
1総合的かつ文化的ものつくりをする部活の話、最終巻。最初の巻からするとかなりきれいに終わった感じがあります。まあいきなりクリーチャー出されたらビビるわね……。参考にする部分もいろいろあったので真似できるところはしておきます。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2019/02/19
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定価631円(本体574円+税)
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ISBN9784094517736