あらすじ紹介
俺は「英雄」にはならない
東方諸国連合で魔浪(まなみ)の対処にあたるソーマは、激戦地のチマ公国へ東進を決める。
チマ公国は戦功を立てた国へ優秀な六人の兄弟姉妹を家臣として供出する約束で援軍を集めていたが、戦況は膠着状態であった。
チマ公国への道中、ソーマは遊牧国家マルムキタンの王フウガと出会う。
フウガの目的もチマ公国の救援と知ったソーマは行動を共にするが、戦功第一位を狙うフウガにとってソーマは六人の兄弟姉妹を争奪し合う敵でもある。
驚異的な武力を誇示するフウガに、ソーマはどう立ち回るのか――!?
革新的な異世界内政ファンタジー、第9巻!
みんなからのレビュー
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よっち
31魔浪(まなみ)の対処にあたるため東方諸国連合の激戦地のチマ公国へ東進を決めるたソーマたち。戦況が膠着状態に陥っているチマ公国で遊牧国家マルムキタンの王フウガと出会う第九弾。東方諸国連合の統一を目指すフウガの志とその驚異的な武力。優秀な六人の兄弟姉妹を家臣として供出する約束で援軍を集めていたチマ公国の話はソーマらしい結末でしたけど、ようやく子供が生まれた一方で、周辺地域にもいろいろな動きが出てきていて、ポイントとなりそうなフウガとの関係が今後協力関係となるのか、敵対関係となるのか気になるところではあります。 続きを読む…
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S.T.
17しばらく読んでなかった『現国』。知らないうちにアニメ化してたみたいで、アニメ見てみたら出来が良くて再熱。bookwalkerのセールで一気にまとめ買い。記憶はさすがに朧気なんだけど、魔物の対処のために遠征してたのは読んでるうちに思い出してきた。今巻の一番大きな出来事としてはフウガ・ハーンなんだろうね。いわゆる『乱世の梟雄』か。本作は魔王領をどうするんだという大問題は抱えているものの基本的には内政もので、戦争は起きても大戦は起きないのが特徴だけど、そこを変えてしまう人物なのか。現状では国力で圧倒してるけど。 続きを読む…
ネタバレあり -
こも 零細企業営業
17呂布みたいな草原の英雄。それが後々の災いになるって感じかな? 続きを読む…
ネタバレあり -
Susumu Miki(Dik-dik)
14魔浪への対応のための東方諸国連合への遠征は前巻から続き、戦地はチマ公国へ。どうやら東方諸国連合は各国の王侯貴族の縁組が網の目のように広がった中世ヨーロッパのような趣になっている様子。そしてそんな東方諸国連合に一迅の風を起こす存在となるのか、シリーズを通して今後ライバルとなりそうなフウガ・ハーン登場!(戦記や建国記の類はそうなるということはわかってはいるんだけど、本作もどんどん登場人物が増えていきます…。) 続きを読む…
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真白優樹
13激戦地の、個性的な六兄弟がいる国へ進む中、覇道を志す草原の英雄、フウガと邂逅する今巻。―――新たな英雄が齎すは変遷の光か、破滅の業火か。 驚異的な武力とカリスマ、そして大いなる野望。ソーマとは別の形で大成した若き王、フウガ。敵か味方か、確実に動乱を齎すであろう英雄が舞台に上がる今巻。 更に登場人物が増え家臣も増え、世界が混迷を深める中、ソーマは父親となる。そんな熱さと温かさが溢れる中で世界が更に動き出す、新たな動乱の予感が舞台を揺らす巻である。次の動乱は如何なる形で起きるのか。 次巻も須らく期待である。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2019/02/25
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定価715円(本体650円+税)
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ISBN9784865544510