あらすじ紹介
妖艶な女伯爵が仕掛ける政治戦にヒロトの知略が光る!
ピュリス王国との和平をめざして独自の外交を進めるヒロトに対し、和議に反対する二人の有力者が動き出す。一人はヒュブリデ王国に亡命した北ピュリスの王族ヨアヒム。
もう一人はあくまでもピュリスを敵視する、美しき女伯爵フェルキナ。この二人が組んで仕掛けるワナに、ヨアヒムの姉ラケルとピュリスの知将メティスも巻き込まれ――。
国際政治の策謀に、ヒロトはどう立ち向かうのか?ピュリス王国編、ついに大詰め!
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S.T.
6ヒュブリデ王国で庇護している、北ピュリス王国の王族の二人。姉王女ラケルと弟王子ヨアヒム。母国再興の渇望を抱えるヨアヒムがヒュブリデの女伯爵フェルキナに炊きつけられて、暴走するヨアヒムたちにどう対処するかというお話。相変わらずラストが見事。これはラケルも賞賛されるべきだよな。もちろん「テルミナス川に連れていって」も問題が起きなような関係をメティスと築いていたヒロトは言わずもがな。関係者を誰一人不幸にすることなく解決するのは見事だけど、そろそろ大団円への道筋を考えて欲しいかな。どんな結末を考えてるんだろうね。 続きを読む…
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sibasiba
5北ピュリス勢力とソレに与する国内大貴族の策謀をヒロトが対処。フェルキナは色々理屈言ってるけど感情に支配されているな。弟のように思う王子に対する情と父親の無念が核。ヨアヒムの考えなしはウンザリしたが最後まで読むと故郷喪失者の無念、亡命者の悲哀が伝わって同情した。王様を自称するならもう少ししっかりしろとは思ったが。ラケルは王族として素晴らしく立派で惚れ惚れした。これから出番増えると嬉しい。 続きを読む…
ネタバレあり -
那須了
4前巻で国家間の和議が成ったと思ったら、くすぶっていた残党が... 落ちぶれひねくれてもプライドだけ高いのは厄介というほかない。一方で高潔さを失わないラケル姫が際立つ。そしてメティス将軍の有能さ。交渉は片方だけ有能でも相手が無能だと成立しないのだ。お互いの敵国訪問を中心に全編、緊張度の高いシーンの連続で最後までひやひやした、分厚い一冊。 続きを読む…
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Ency [L-N]
3辺境伯としてピュリス王国との和平交渉を進めるヒロトの与り知らぬ所で、北ピュリス王国再興を掲げる女伯爵フェルキナが独自の行動を推し進めようとしていた…! 10巻でした。ヒュブリデとピュリスの二国関係をややこしくしている亡国「北ピュリス」の亡命者とその支援勢力、その代表者的存在が登場してキタ今巻。例によって余計な事をしでかしてくれるワケだが、ヒロトがきっちりと事を収めてくれて爽快爽快。まあ、その余計な事に終始するせいで、ヒロインズとのイチャイチャ分は少なくなりつつ…、というかここ数巻明らかに減ってるよねー。 続きを読む…
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さっきだったとら
3滅んだ祖国の記憶に思い入れが強い殿下を、北ピュリス再興こそ国防の要と信じて疑わない伯爵が焚き付け一触即発。平和への一連の努力があわや無に帰する所だった。壊れるのは一瞬だけど築くのは大変なんだぞとヒロトは内心思ったに違いない。まぁ二人とも決して悪人というわけでなく、祖国再興への執念というか気持ちが純粋すぎるんだよね。それだけに周りや未来が見えてないし、頭で理解はしても感情で納得してもらえず手を焼く。とまれメティスやラケルの援護もあり一件落着。殿下も伯爵も今回のことで反省しヒロトの味方になってくれるといいね。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2016/11/30
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定価713円(本体648円+税)
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ISBN9784798613413