あらすじ紹介
隣国マグノリアを傘下においてから一ヶ月。トウヤ達率いるラウルス国は次の目標を《蒼の神王》が治める北方のティリアに定める。密かに敵地に赴き、精霊竜に自分達の味方につくよう説得するが、ティリアの精霊竜が出した条件は「当代のティリアの神王を殺す」ことだった――! 果たして精霊竜の真意とは? そしてトウヤの下した次なる一手は!?
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みんなからのレビュー
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まりも
24トウヤ率いるラウルス国が、次の目標として「蒼の神王」の統べる北方の国ティリアに赴く話。神王とのゲームに始まり、最終的に「蒼」と戦う事になるまでの一連の展開は緊迫感と疾走感があり非常に面白かったです。武力と言う分かりやすいもので逆転するのではなく、ペテンで大逆転してくれるので最後までどうなるか分からないワクワク感があるのがこの作品の魅力ですね。トウヤとラシェルの関係だけじゃなく、精霊竜との友情など脇を固めるキャラクターたちにも出番があったのも良かった。打ち切りっぽいが続きがあると嬉しいなぁ。 続きを読む…
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よっち
20マグノリアを傘下としたラウルス国が、次の目標を北方のティリアに定めた第二弾。彼らとの勝負に臨んだ曰くつきの祭司長と二人きりで王宮に住む神王ユウリ、二人の切なく哀しい物語。そして彼らの大切なものを守ろうとするためにトウヤたちが神にまで挑むことになったその戦いは、緊迫感あふれる駆け引きの連続でとてもワクワクしました。主従関係や友情、姉妹といった絆が描かれた今巻でしたが、何だかんだ言いながら主従としてだけでなく、息のあった同志としてお互いを認めつつあるトウヤとラシェルの関係や、彼らが挑む今後の展開に期待ですね。 続きを読む…
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晦夢
11トウヤたちラウルス国は国境に軍を展開しだしたティリアを次の目標に定め、精霊竜との交渉に向かうが……。この頭脳戦ものすごく面白い。そこから既に始まっていたのかという賭場での賭け事。その時点から様々なことをして色々と調べていたトウヤだが、それでも読みきれない策がある。でもそれにもとっさに対応できるところが本物だよな。なるほど手持ちがゼロなら絶対に負けないか。凄く面白くてこれからというところなのに、このあとがきはこれで終わりっぽいよね……。残念でならない。 続きを読む…
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不自他
7トウヤの台詞とファビオのモノローグに共通するテーマが印象的でした。上の立場の者は多くの意思を託されていて、人の生き様を守る為に争いや交渉をするのであり、それを軽視されたら何にもなりませんよね。爽やかなエピローグにも満足。ラシェルの清廉な台詞が格好良かった。トウヤもやっと本音を話す気になり、本当の意味で一心同体になるんでしょう。全体的に丁寧に書かれた続編でした。打ち切りは残念ですが読んで良かった。これからも「すえばし作品」に期待し続けます。 続きを読む…
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彼方
7久々の2巻。マグノリアを傘下に治めたラウルス国の次なる目標は北にある隣国ティリア、トウヤ達は精霊竜を相手に交渉しにティリアへ赴きますが…。大地の眼の攻略法は想定内でしたが最後の怒濤の展開は良かったし細かな台詞、展開など構成も上手く纏まっていて面白かったです。あとがきでこの作品の事を過去形っぽく語ってますがこのシリーズ打ちきりなんですかね…トウヤとラシェルの関係も一歩進んだり精霊竜とも仲良くなってきたりと盛り上がってきたと思いますが残念…。続巻期待してます。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2015/04/01
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定価713円(本体648円+税)
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ISBN9784798609263