あらすじ紹介
――病める時も健やかなる時も。
自分の意志を貫き通そうとした結果、改めて周りの人たちの優しさや、小春を傷つけていた事実に気がついた悟郎。立ちはだかる現実に苦悩する悟郎に対し、小春はある提案をする。
『あたしが今までできなかったこと、全部かなえて! 』
この言葉をきっかけに、悟郎は小春のワガママをかなえようと、女子高に潜入したり、春休みを利用して旅行へ出かけたり、小春のご両親に挨拶をしに行ったりするが――……。
一途すぎる二人が紡いだ【どうしようもない青春ラブコメ】、ここに完結。
みんなからのレビュー
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まりも
33涙が止まらない。あの衝撃的な1巻と比べるとインパクトそのものには欠けているかもしれない。だが読者の心を揺さぶるという意味では間違いなくこれまで以上に強烈だった。本当だったらこれから先もずっと隣には自分の好きな人がいたのに、その未来を無残にも奪われてしまう。もし自分が同じ立場だったなら、果たしてどうなるのだろう。悟郎のように現実を受け止めることは出来るのだろうか。答えは出そうにないが、この作品は生きる事を考えさせてくれた。何気ない青春、その尊さは失ってから初めてわかる。悲しいけどあたたかい作品でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
32自分の意志を貫き通そうとした結果、改めて周りの人たちの優しさや、小春を傷つけていた事実に気がついた悟郎。立ちはだかる現実に苦悩する悟郎に対し小春が提案をする第三弾。覚悟を決めた二人が小春の言葉をきっかけに一緒にやりたいことを精一杯満喫していく日々。そんな彼らのことを受け入れていろいろ協力したり助けれてくれた仲間たち。そんな優しさに支えられながら、お互いのために最善を尽くそうと一途に想い合う二人の結末は何とも切なくて、かなり遠回りこそしましたがきちんと向き合うまでの重みがひしひしと伝わってきた物語でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
むっきゅー
30最後、息がつまるような切ない物語でした。大切な人の死を受け入れるための時間。何気ない日常の貴重さ。二人で歩んでいくはずだった永遠に失われた未来。これらを余すことなく描ききった今巻は、まさに傑作だと思います。表紙見たら泣けてきたわ。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
17現実に悟郎が苦悩する中、小春が悟郎に最後のお願いをする最終巻。―――例え一瞬だとしても、最後まで共に。既に終わっている、どう足掻いても何も解決しない。そう、分かっていた事である。これは悟郎が小春との既に失われた筈の日々を積み重ね、その果てに事実を受け止める物語。その受け止めるまでが描かれる今巻。一途に思い続けても報われず、伸ばしたその手は届かない。喪失の道の果て、事実を受け止めた時、背を押されて時計の針は進み出す。切なく激しく重く、最後の一瞬の救いが儚く、だけど確かにこれは愛。 うん、最高に面白かった。 続きを読む…
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BUNBUN
16シリーズ完結編。小春が消えることはわかってたんだけど、それでも寂しいけどめっちゃいいラストだったと思います。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2018/08/01
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定価681円(本体619円+税)
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ISBN9784798617497