あらすじ紹介
人生に勝利するには働かないほどよい
「失敬な。私はプロのニートだ」
「プロというのは、お金をもらう立場のことだろ」
「私はちゃんと親から毎月、お金を得ている」
「違う! そういう意味じゃない!」
サークルにも行かず暇をもてあました京都の大学生、日之出は学内でミステリアスな女性に出会う――。
しかし、高階さんというその女性は学生ではなく、ニートだった!
そして、日之出が暇であることを看破した。
「なら、ちょうどいい。私と付き合わないか?」
森田季節×紅林のえが贈る、無職と大学生のスローライフだらだらラブコメディ!
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みんなからのレビュー
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ami*15
49途中までは主人公が女の子たちとワイワイ喋っているだけの印象で、物語としては楽しみにくいなと思って読んでました。でも「ニート」である自分を誇りに思っていた高階さんが日之出との付き合いを通じ、人々はなぜ働くのか?という意味に気付いていくところにグッと惹かれました。「労働という行為がつらいものでも、その対価を大切な人のために使えるなら、それは無意味なものではない」という言葉が凄く心に響いたし、この物語に今の私が出会えて良かった。あと学生時代という貴重な時間を満足いくように使いたい!と感じた物語でもありました。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
35サークルも幽霊部員と化して暇を持て余し気味だった京都の大学二年生・日之出。再起を期して潜り込んだ新歓コンパでミステリアスな年上ニートの高階さんと出会う青春小説。高階さんが言った「付き合って欲しい」の真意を確かめられないまま、ゆるゆるとした日々を共に過ごすうちに少しずつ心境が変わってゆく日之出。サークル仲間の祭利や彼が家庭教師を務めるJK彩乃も絡めた人間模様にはこれまで育まれてきた確かな関係があって、彼女たちとのドキドキ展開が恋愛に直結しなくても、これはこれで悪くない大学生活なのかなとか思ったりしました。 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
31【勝利とは働かないこと】舞台は作者の出身大学かな?ボッチ気味の大学生・日之出と、意識高いプロのニート美女・高階さんとの交流を描いたダラダラ系スローライフ物語。主人公の淡々としたモノローグと妙に納得させられる屁理屈で進んで行く、こういう静かな雰囲気が好き。「ハタラカヌス」を始めとした高階さんのニートに関する持論に思わず説得されそうになりました。二人の関係はどうなるのか…。 続きを読む…
ネタバレあり -
むっきゅー
29【サイン本】京都大学?が舞台の学園ラブコメ。珍しいな。ボッチな文学部二年・日之出くんが、新歓コンパに紛れ込んでただ飯を食っていたニート・高階さんに出合い、意気投合して「ニート生活を付き合う」話。かなりツボに入った作品で、メチャクチャ笑いました。ニートに気高い誇りを持つ高階さんとの会話が面白く、日之出くんの思考パターンがボクとよく似てて親近感がわきました。崩壊寸前のサークルや、家庭教師先の高校生が恋バナばかりで授業がグダグダになるとか、懐かしいな。ラブコメ展開は、ボクには全くなかったので、うらやましかー。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
27個人的には普通といった感じだったな、決して悪くは無いんだけども何だか少し物足りなかったのも事実かな。数日前に京都に行っていたからなんとなしには地理がわかってたので想像しながら読んでいた。高階さんのニート哲学はなるほどと思わされたし、自身の時間を対価に払ってまで主人公に対してプレゼントするためにアルバイトをする高階さんの姿は良かったな。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2018/11/15
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定価660円(本体600円+税)
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ISBN9784797398922