あらすじ紹介
夏は、まだつづいていた。終わらない、ぎらぎらとした日差しが健一を照らし続ける。陽炎が立ち上る道は、どこか現実ではないような、白昼夢のようなけだるい感覚を起こさせる。こころが、どこかに行ってしまった――。そしてホタルも――。健一は、思った。それは、自分の所為かもしれなかった。ホタルと健一は、お互いを求め合った。ただ、本能の赴くままに。好きという自分たちのこころに、素直に従っただけだった。だが、それは、二人の別離へとつながっていく。少しずつ変化していく健一の日常。そして新たにシーナと名乗るマンションの鍵の所有者が現れる……。時に可笑しく時に切なく描かれる、恋と愛との間で揺れ動く健一の物語、第四弾!
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ソラ
7【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 夏は、まだつづいていた。終わらない、ぎらぎらとした日差しが健一を照らし続ける。陽炎が立ち上る道は、どこか現実ではないような、白昼夢のようなけだるい感覚を起こさせる。こころが、どこかに行ってしまった―。そしてホタルも―。健一は、思った。それは、自分の所為かもしれなかった。ホタルと健一は、お互いを求め合った。ただ、本能の赴くままに。好きという自分たちのこころに、素直に従っただけだった。だが、それは、二人の別離へとつながっていく。少しずつ変化して 続きを読む…
ネタバレあり -
Merino
5『先に音を上げたのは 、蛍子の方だった 。』前巻の引きからすると最高の入り方だった。なのに...すぐにどん底に突き落とされる。超キツい。だけど前巻で既に未来への希望の種が示されていたのを思い出してすぐに悲観は消えた。/新住人追加、双子美人姉妹の妹。こちらもかなり歪んでて面白くなりそう。 続きを読む…
ネタバレあり -
ソラ
3【再読】 続きを読む…
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加賀ますず
3誰かの好きと自分の好きは違う。自分が人とは違うことは分かっていながら、そのことにどう向き合えばいいのか分からない。剥き出しで赤裸々でみっともない青春の一つの形が力を持って読者の脳内を揺らす。個人的に綾さんぐらいの距離感がベストオブベスト。 続きを読む…
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とめこ
3面白かった。健一に気持ちを伝えた事でホタルが色々素直になってるのがとってもかわいかったです。しかし2人のやり取りにニヤニヤしてたら突然の両親登場という…。描写があっさりしてるからそこまで気にならなかったけど、よく考えたらコレ相当な鬱展開だな。あのシーンでちょっとヨスガノソラを思い出してしまったw後半はシーナ登場。13階メンバーにはいなかったグイグイ来るタイプでなんだか新鮮。シーナと日奈のギャップ凄く好きな感じで今後の活躍が楽しみ。それにしてもまた色々と濃い設定というか…今度は近親でしかも同性ときたか。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2011/12/15
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定価616円(本体560円+税)
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ISBN9784829162828