あらすじ紹介
「今だけは俺が王だ。盲目的に、俺に従え」
かつて異世界で無意味に死んだ少年・瀬名櫂人は狂王と化した。
――たった一人の女を救うために。
神と悪魔に囚われた『拷問姫』の代理として、人間、獣人、亜人による会合を掌握した櫂人のもと、三種族合同の防衛戦線が動き始める。
だが、従兵達の各地への侵攻は繰り返されるごとに激しさを増し、凄惨な地獄と化した世界は、櫂人に残酷な選択を突きつける。
「今一度問おう―――セナ・カイトには、エリザベート・レ・ファニュを殺せるのか?」
綾里けいし×鵜飼沙樹で贈る今最も熱いダークファンタジー第六弾。
話をしよう。
これは恋の物語ではない。
憧れと愚行と、幸福な愛の物語だ。
みんなからのレビュー
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坂城 弥生
34最後まで読んでみると表紙のイラストが切ない。 続きを読む…
ネタバレあり -
まりも
32狂王となった櫂人が、たった一人の人を救う為世界を巻き込む最終戦に臨むシリーズ第七弾。絶望に支配されほんの僅かな光すら見えぬ戦いの果てに待ち受ける結末の衝撃たるや。救いのない救いとか本当なんなのコレ。ネタバレになるから詳しくは書けないが、読み終えた後は無性に叫びたくなるくらい色んな感情でグッチャグチャになった。タイトルにも違和感を感じてはいたけど、まさかこのタイミングでタイトルの回収をしてくるとか、常に予想を超えてくる作品だなと。なによりも衝撃的なのはあとがきの最後の言葉。本当の地獄はこれからとかマジか。 続きを読む…
ネタバレあり -
ばたやん@かみがた
31カイトの「狂王」宣言と共に三種族共同戦線が構築される。墓守、再編派等いくつか忘れた言葉もあるがさして気にならない。獸人の二人の皇女、ラ・クリストフ、腐れ縁みたいなヴラド等々の人物も各々に魅力的。しかし表紙・口絵の通り、結局3人の少年少女の物語と理解する。ネタばれと難ずる積もりはない。先に挙げた脇役との時に冗談口交えた掛け合いも、あの3人の最終的なあり方導く必須のピースだからだ。エリザベートが水晶に寄り添うイラストは私的に今年最高のものである。この絵に出会う為、6巻の物語が紡がれたのではないか。 続きを読む…
ネタバレあり -
むっきゅー
29表紙のイラストのシーン、永遠の愛に生きる幸せそうな二人に胸がつまった。このラストしかないよなー。戦いのシーンは、凄絶としか言いようがない。身の毛がよだつような死に方をする兵士達。読み進めるのが辛いほど。ヒナが登場する後半からは一気に読めた。ひとまず第一部完ということで、次巻からは第二部スタート。 続きを読む…
ネタバレあり -
まっさん
26★★★★☆ 読了後にここまで切ない気持ちになる話は久しぶりではなかろうか…エリザベートとジャンヌが囚われたとある役割から世界に終末が訪れようとしている世界… 。数多の人が切り裂かれ、もがき苦しみ、その命を呆気なく散らしていく地獄の中で、残された人類・亜人・獣人は共同戦線を張ることでどうにか悪魔の従兵の侵攻を防いでいた。各地で起こる痛み・苦しみをその身に受けることによって力を増し続けるカイトは、世界の破滅とエリザベートを天秤にかけることを迫られて…最後に身勝手で我儘でありながら美しく儚い選択を選んだカイト→ 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2018/03/24
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定価638円(本体580円+税)
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ISBN9784040698090
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公式サイト
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