あらすじ紹介
強キャラの弟子ができました。
教室での一件を受けて、まさかの師弟関係と相成った俺とたまちゃん。
表情、姿勢、喋り方。
俺は師匠として、自分が『リア充』になるために重ねてきた努力とノウハウを、たまちゃんに伝えていく……が。
ここで問題が発生する。意外というかなんというか、たまちゃんは普通に“強キャラ”だったのだ。
ていうかむしろ、俺より強い可能性すらある。あれ? 師匠ってなんだっけ?
俺がやってきたやり方では、たまちゃんを変えることはできない。じゃあ、俺にできることって一体?
そんなとき、協力を買って出てくれたのは……意外な人物だった。
「――なにやら、お困りの様子かな?」
強力な仲間を得た俺たちは、一つのゴールへと、少しづつ進んでいく。
パーティを組めば、戦い方が変わる。戦い方が変われば、いままで倒せなかった敵だって、倒せるようになる。
それに俺だって、少しは役に立つようになってきた……はずだからな!
――『みみみを悲しませない』。
そんな、なによりも大切な目的に、辿り着いてみせる。
大切な目的のためなら、自分を変えてでも正面から戦う。
そのやり方はきっと、誰かさんに教えてもらったことなのだ。
――大人気人生攻略ラブコメ、待望の第5弾!
みんなのデータ
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みんなからのレビュー
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芳樹
70自分を変えたいたまを弟子にした友崎は、日南との修行法を伝授する。しかし、そもそも強キャラなたまには効果が薄いのが悩ましい。そんなとき水沢を始め次々と仲間が加わり、たまは次第にクラスに溶け込むことが出来るようになった。しかしある日、それを疎んだ紺野エリカは遂に一線を越えてしまい…。引き続き『空気』を動かすことを目指す回ですが若干暗めの展開でした。「いじめ」と「制裁」の境界線は実に曖昧で、ちょっと空気が動くだけでどちらにも転ぶのが本当に恐ろしい。最後に見せたたまの真っ直ぐなところに救われた感じがしました。 続きを読む…
ネタバレあり -
S.T.
62最高に面白い。そして日南の本気が凄かった。ほんとにこれは魔王だわ。学園のパーフェクトヒロインが魔王を兼ねる(笑)。文也による花火のレベルアップ指導が始まり、上手いこと水沢を絡め、竹井も(ついでに)絡め、我らが菊池さんもいい感じに登場させて、さあいよいよというところで炸裂する日南の本気。もちろん、あの空気を最後に救った花火の人間性は本当に素晴らしいし、納得のいくいじめの終焉だったが…。それにしても日南のインパクト。菊池さんに対しては独占欲、日南のことは“もっと知りたい”という文也。どうなるのか目が離せない。 続きを読む…
ネタバレあり -
まりも
56たまちゃん問題第五弾。今回はたまちゃん回にして、友崎の確かな成長を感じさせると共に、物語の今後の方向性を指し示す内容になっていたたと思う。1巻ではただのコミュ障陰キャやったのに、5巻ではこれまでの経験を活かしてたまちゃんを指導し、更にその輪を自然と広げていくとか、友崎本当成長したよなぁ。ただそれでも日南のパーフェクトぶりと裏の部分の凄まじさには勝てないってのがスゴい。この魔王っぷり、これは日南ラスボス説もおかしく無いですね。菊池さん、みみみも可愛すぎるし本当この作品からは目が離せません。 続きを読む…
ネタバレあり -
わゆ
544巻と地続きに、クラスカーストTOPの女に狙われたヒロインを救うべく、主人公が奔走するお話。巻全体に重苦しい雰囲気が流れる中、時折挟まれる明るい友人達との会話が際立って温まる。今回は既刊のようなパーフェクトヒロインの指導は全く挟まれず、主人公がこれまで学んだノウハウ、経験、そして人脈をフル動員して、1人の女の子を救い出す熱い展開。また並行して暗躍する師匠ことパーフェクトヒロインとの交差や、彼女の深くあまりにも昏い心も見所の1つ。読み進める手が相変わらず止まらず、一瞬5巻が終わったことに気づけなかったほど。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
54紺野との関係が急速に悪化する中、まさかの師弟関係と相成った友崎とたまちゃん。師匠としてこれまでの努力とノウハウをたまちゃんに伝えて現状を打開しようと奮闘する第五弾。経験した通りにはいかなくても仲間たちと一緒に試行錯誤を続ける友崎の成長。一方たまちゃんが変わることをよしとしない葵に感じた違和感とらしくない行動。今回は友崎なりに考えて行動し、解決方法の違いからすれ違った二人でしたけど、それぞれのアプローチがあってこそなし得た成果だとも思いましたし、自分がどうしたいのかようやく自覚した友崎の今後が楽しみですね。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2017/11/17
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784094517095