あらすじ紹介
「神曲楽士」と呼ばれる人々が、精霊のために「神曲」を奏で、精霊はそれを糧として人に様々な恩恵をもたらす。ここはそんな世界。優れた演奏技術を持ちながらも、神曲楽士を目指す事への情熱を失い、流されるようにトルバス神曲学院へ転校してきたラグナスは、そこで驚くべき少女と出会う。彼女の名はウリル。誰よりも精霊が大好きで、底抜けに明るく、ひたむきに神曲楽士を目指す女の子だ。ところが、実はその明るさは形だけのもの。彼女は音楽を志すものにとってとてつもなく致命的な問題を抱えていて……!? 榊一郎×カントクが贈る、新世代ポリフォニカ登場! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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みんなからのレビュー
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いかずち
10ポリフォニカは初読。最初読んだときはキャラクターがごっちゃになって大変だったのだが、別の日に続きを読んだら大丈夫だったので読む側の問題だったのではないかと思う。あまり大きな展開はなく、等身大レベルの描写に終始。リア関係など描写不足感を感じる点も多く、もったいないなあと思った。 オススメ度:★★★☆☆ 続きを読む…
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ドル箱
7さて感想いきましょう。赤のスピンアウト作品だが「赤」本来の「根底」は崩れてない。「情愛を紡ぎ出す言霊=サウンドの集合体」を「テーマ」としたポリフォニカ・シリーズ。ベテラン軽小説家だけあってキャラの配置や編集、起承転結も無難だが、今回は根底の「精霊とヒトの倫理観」は薄いねぇ~。榊一郎は私にとって「赤ポリフォニカ」だけは読みます。根底にある「倫理感」をどう描くのかだけを「注目」しているに過ぎないのですが(他の作品は読んだ事は無いし興味すら無い)続きは在りそうなので「続行」しましょう。「合奏」の発想は良かった。 続きを読む…
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1_k
7榊先生+カントク絵。何この黄金の布陣は。私、ポリフォニカシリーズは未だ全く手を付けていないのですが、それでも充分引きこまれました。なんかもう、音楽の話なのにメインヒロインの耳が聴こえないとか、相方となる主人公は挫折しかかった優等生とか、この設定で面白くならないはずがない内容。企画がたった段階で勝利は確実。約束された勝利の企画。そしてもちろん、榊先生の安定の筆により良作となって出版されましたとさ。難を一つつければ、キャラが無駄に多すぎる気もしますが。続巻で活躍してくれるのでしょうね。 続きを読む…
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takao
6赤シリーズを積んでいるにもかかわらず、カントクさんのイラストに釣られて買ってしまったわけですが。イラストはもちろん大満足なのですが、それ以上に内容がよかった。生い立ちから夢を持てない主人公。先天的なものを抱えながらも、夢を諦めないヒロイン。全く対照的な二人が出会うことによって、互いが変わっていく。まさに、これぞボーイミーツガールの醍醐味!と言える内容。王道をいく故に面白く、満足できる内容でした。コーティやフォロンが目立ちすぎず、よきアドバイザーとしているのも好印象。ポリフォニカの底力を見た感じでした。 続きを読む…
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nawade
5★★★★☆ 3年前と現在のカントクさんが一度に楽しめる、ある意味一粒で二度美味しい一冊。あとがきにも書いてあったがクリムゾンシリーズから零れ落ちてしまったものが確かにココに在る。立派なモノをお持ちなのに「綺麗な少女なのに積極的に自己主張するものがあまり無い」と毎回断定されるリアが不憫過ぎる。それにしても、ポリフォニカシリーズ最大の驚愕がこの巻で待っているとは思わなかったわ。w(75p) 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2012/05
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定価682円(本体620円+税)
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ISBN9784797369854