あらすじ紹介
「あたし、変だ」 突き上げる憎悪と殺意。止められない拳の震え。マティアは自分の中にある制御不能な衝動に戦慄した。殺したい。今すぐに。目の前のこいつを! 密室だった現場に残されていたのは、二人の男性と脱ぎ捨てられた女性の衣服。だが部屋の中に女性の姿はなく、男性の一人は不可解な死体となって転がっていた。そこには女性も凶器も存在せず、精霊の出入りも不可能という状況。捜査が進むにつれ、二転三転していく事実。そしてマティアの異変。いったい何が起きているのか! 黒のポリフォニカ第10弾!
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みんなからのレビュー
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じゅう
0マティアが負の感情をむき出しにする! 続きを読む…
ネタバレあり -
みっちー
0☆2+ 7年越しのありがとう。精霊も人と同じく悪事を起こす。けれど一番奥底には良き隣人としての優しさがきっとあると信じている。救いの一冊。 続きを読む…
ネタバレあり -
アーサー・エリス
0今まで断片的にしか語られなかった、マナガと出会う以前のマティアの過去を軸とした一冊。密室に近い環境で起こった不可解な殺人を追うミステリ・推理寄りの回で、事件を追う流れの中でマティアの過去が明らかになっていく。精霊と人間の「契約」に複雑な思いを抱くマナガ等、息抜き的なノリの前作と比べるとトリックもシナリオも深く重いものに仕上がっており、予想もつかない殺人のトリックと、常にクールで自制のできるマティアが、犯人に対し感情をぶつけるクライマックスは見所。黒ポリも残すところ後4冊だが、ここからどう終わるのか…。 続きを読む…
ネタバレあり -
Radwynn
0マナガと出会う以前のマティアの過去の一端が明らかに。普通の少女のように泣くマティアにちょっとびっくり。 続きを読む…
ネタバレあり -
桜乱
0警官として母親を殺した交通事故を引き起こしたものを守り、同じ交通事故で大切な人を亡くし復讐を実行した命の恩人を裁かなければいけないマティア。お母さんを返して!と感情をぶつけるマティアには泣きそうに・・・。過去の一端が垣間見えた巻、しかし、一番肝心な疑問を抱いたのはシェリアである。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2009/01
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784797352665