あらすじ紹介
敗戦後の混沌とした日本を生き抜く男が二人、おりまして、その名、茶楽呆吉郎と襟之井刀次と申します。不死の呪いに機械仕掛け。そんな二人が掲げる看板は、『不思議問題解決承リマス』
みんなからのレビュー
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流言
43戦後×怪異×史実。第二次世界大戦を終えた日本という舞台とその闇に潜む超常がよく噛み合っておりエンタテイメントの膂力が高く、このエピソードが現代でも有名な○○に繋がるのだ……という落ちも巧い。戦後の闇に潜む怪異は、リアルとはほど遠い幻想の存在であるはずなのにそれがシームレスに現在と繋がっているのを感じさせてくれる。と、すごく面白いんですけど、結局トラブルが起きても白兵戦で解決する!(それが可能である)というスタンスがおどろおどろしい戦後の闇の暗さを弱めている気がしてしまう。オカルトと現実のバランスは難しい。 続きを読む…
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佐島楓
36うーん、面白くなくはないんだけれど、どうしても某先行作品の影がちらついて消えない・・・。 続きを読む…
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瀧ながれ
28こういう、史実と創作物をうまいことごちゃ混ぜにした作品、すごく好きです。「鐵」の巨大人型とか、乱歩の「芋虫」を思わせるエピソードとか、双子の美少女と巨大な蛾とか、もとになったモチーフの種明かしがうまくされていて、どの短編もにやにやしながら読みました。どうやら、いまのわたしの知識では取りこぼしも多いので(松本清張も読まねば)、またしばらくしたら読み返したいです。主人公三人の背景がいまひとつクリアじゃないので、続きも読みますけど、…べつにクリアじゃなくていいのかもな。会話が楽しく、かっこいいお話でした。 続きを読む…
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くりへ~
23作家が二人、主人公が二人、各々の作家が担当の主人公目線で同じ舞台の物語を。ちょと変わった短編集。作品の舞台は戦後十年あたり。オカルト寄りなのでミステリー感は乏しい。時代的にミステリー色を多くすると面白くなると思う。まあ、サクサク読めるし、鉄人28号やモスラとかのネタはクスっとした。 続きを読む…
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ソラ
21昭和20年代の戦後の混乱期特有の陰謀論とかそういう胡散臭い設定が好きなので楽しく読めた。短編のオチでこれが実はのちの~になったみたいなのが特に好き。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2016/02/15
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定価825円(本体750円+税)
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ISBN9784042560029