その10文字を、僕は忘れない
ある日学校をサボった蒼は、雨やどりによった公園で、びしょぬれの女の子に出会った。声を失った少女と、無気力な少年が贈る、煌めく青春ラブストーリー。一番泣ける純愛がここにある。
持崎湯葉
(著者)
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はねこと
(イラスト)
シリーズ:その10文字を、僕は忘れない(ダッシュエックス文庫DIGITAL)
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あらすじ紹介
ある日学校をサボった蒼は、雨やどりによった公園で、びしょぬれの女の子に出会った。声を失った少女と、無気力な少年が贈る、煌めく青春ラブストーリー。一番泣ける純愛がここにある。
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みんなからのレビュー
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まりも
541日に10文字しか喋れない少女と遅刻常習犯の少年の青春恋愛物語。これは恥ずかしいくらいにストレートな純愛物語ですなぁ。少年と少女が出会い、交流を続けていく中で距離が縮まり、やがて想いが通じ合うようになる。ここまでの過程も良かったけど、一番の見所はそこからの展開ですね。心が未熟な青春時代の恋愛だからこそ、起きてしまう些細なすれ違いは辛いものがあったけど、本当の気持ちに気づくことが出来た二度目の告白はとても美しく綺麗で、胸にグッときました。こういう作品も書けるとか意外でした。次回作も期待してます。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
51無気力で学校をサボりがちな高校生・島崎蒼が雨よけに寄った公園で、理由があって声が出ない同級生・宮崎菫と出会い、スケッチブックで会話をする彼女と交流を深めてゆく青春小説。菫と出会ったことで変わってゆく蒼と、彼と密かに公園で出会いを重ねてゆくことで本来の明るさを取り戻し、蒼やその親友二人と楽しい日々を過ごすようになった菫に訪れた重要な転機。些細なことからすれ違ってゆく二人の姿はとても辛かったですが、それでも大切な存在だと改めて痛感し、きちんと想いを交わし合った二人の今後を応援したくなるとても素敵な物語でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
S.T.
45面白かった!おすすめしてくれたお気に入りさん感謝!いわゆる障害(←今は何か別の言い方するのかもしれんけど)を抱えた女の子との話なんだけど、話がそこに偏りすぎておらず、実に王道の初恋物語になってた。強いて注文をつけるとすれば、ヒロインとの仲違いのキッカケがやや作為的だったこと。彼女と結ばれるまでの頑張りや過程はすごく良かったのに、仲違いの始まりが教頭のあのセリフってのはどうなんだろ。あそこまで読んで感じてた主人公の情熱と一途さなら、あのくらいで揺らぐとは思えないよ。ともあれ素晴らしかった。次回作にも期待! 続きを読む…
ネタバレあり -
ナカショー
40幼少期の事故により1日10文字しか喋れない少女と学校をサボりがちな主人公による甘く切ない青春物語。1日10文字しか喋れない分、その10文字にこめられる意味合いはとてつもなく濃い。ただ、多少10文字超えてない事も無いような所もあったけどそれでも素晴らしかったです。因みに自分は春は好きじゃないです。花粉症が辛くて辛くて・・・・・・。 続きを読む…
ネタバレあり -
まるぼろ
34普段から面倒くさがりで遅刻が多く、高校2年になって初めて学校をサボってしまった島崎蒼は、散歩の途中に雨宿りに立ち寄った公園で、同じく下校中に雨宿りをしていたクラスメイトの宮崎菫に出会うが…と言う所から始まるお話です。普通に恋愛小説として読めてとても良かったです。余り失語症とかは気にもせずに友達から恋人同士にまでなった蒼と菫が、教頭先生が何気なく蒼に言ってしまった一言でぎこちなく、やがて破綻を迎えて、それでも…と言う所からのエピローグはとても良かったな、と思えました。次回作もまた期待したいと思います。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2016/07/22
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定価660円(本体600円+税)
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ISBN9784086311311