あらすじ紹介
守る。スコープが切り取る、この世界を。
死者が蘇り、生者を襲う――。
ある都市を起点に発生したその現象は、またたく間に世界全土へと拡散した。
蘇った骸――彼らの名は〈レヴナント〉。
生者への強烈な殺戮本能を持ち、視界に収めたあらゆる兵装を複製する、生ける屍。 地球は今、掛け値ない地獄と化していた。
それに抗するは、人類の新たなる希望――通称〈埋葬官〉。
レヴナントの能力を模した特殊兵装〈エミュレイター〉を駆る執行者。
かつての失態によるトラウマから、スコープを覗けなくなった元エーススナイパーの主人公・円吹芽は、〈エミュレイター〉の原点となった特殊兵装を身に宿す少女・ザイシャとの契約を果たし〈埋葬官〉の一員となる。
しかし彼が手にした新たな『力』は、今や扱うことすら叶わぬ――白亜のスナイパーライフルであった。
無力な少年が持て余す、強大な武力。
救う力を得たはずなのに、人々の命は掌で掬った砂のように零れて消えてゆく。 果てしない無力感と、加速していく戦いの中で、少年は自らが為すべき使命を再び瞳に捉える。
近未来アーミーアクション、始動!!
イラストは、気鋭のイラストレーター・まごまご氏が担当!!
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みんなからのレビュー
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まりも
38死者が蘇り、生者を襲う<レヴナント>に抗う特殊兵装の使い手<埋葬官>となった少年と少女の戦いを描いた物語。中々良かった。死者が蠢く世界で生きる人々の強さと弱さを描いた好みの1冊。地獄と化した世界で絶望に襲われ、大切な人達を失い己の無力さに押しつぶされそうになりながらも、希望を掴み取る為に命を懸けて戦う少年の姿は誰よりも輝いていて、魂が揺さぶられました。救い無き世界だからこそ、ほんの些細な日常がより美しく映るのも良かったです。絶望に覆われた世界で少年と少女が掴み取るモノは何なのか。次巻も楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
ナカショー
18あらすじと絵師買い。結果、大当たりでした。個人的にこの手の作品は大好物なので非常に面白かったです。願うことなら無事完結までこぎつけてほしいですね。次巻も楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
17普通といった所かな。あらすじでは結構重そうな感じがしていたけども読んでみたら結構さくっと読めそこまで重くはなくなかったかな。主人公のトラウマが大体予想通りだし、ちょいと悩みすぎ、最後の方までウジウジしているのが続き続いたのがマイナスかな。次巻以降にも続くような謎が散りばめているけど、終わり方がどちらともとれそうなんが怖いな。 続きを読む…
ネタバレあり -
サケ太
12死者が蘇り生者を襲う世界。蘇った骸〈レヴナント〉。地獄の中で戦い続けた円吹芽はあるトラウマからスコープがのぞけなくなった狙撃手。彼が特殊兵装を身に宿す少女・ザイシャとの契約を果たし物語が始まる。凶悪、強力なレヴナント。主人公がトラウマを、大きな壁を乗り越える様が良い。 続きを読む…
ネタバレあり -
ツバサ
12母親の罪と見に余る才能と助けられなかった少年少女達の幻影に悩まされる主人公。全体的に暗い、重たい雰囲気だけど、たまに挟まれる暖かい感じが良かったです。主人公が悩みうじうじするのが耐えられる人には読んでほしいかなぁ。次巻があれば読みます、新作でも読みます 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2016/04/19
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定価672円(本体611円+税)
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ISBN9784094516043