あらすじ紹介
明かされてゆく七日の凄絶なる過去
“六花のマガツカミ”の存在を報せる手紙を受け取った古川七日は、ラティメリアを連れて夏祭りで賑わうとある町を訪れる。手紙の差出人は、戦時中、ともに最前線で戦った女祈祷士の大坂雪生。七日との再会を喜ぶ雪生だったが、初めて見るラティメリアの容姿に驚愕する――「六花さんにそっくり……」。戦場において七日と雪生は、七日の姉・六花を中心に編成された祈祷士部隊に属していた(のだトルツメ)。六花から生まれたマガツカミの脅威は七日もよく知っているはずなのに、なぜそれを側に置いておくのか? 雪生はラティメリアを斬るよう忠告するが、七日は取り合おうとしない。そんな折、祭りの最中に、古くから生き長らえる強大なマガツガミ・轢き神が現れる。轢き神の暴走を止めるため、その行く手に立ちふさがる七日だったが……。明らかになってゆく七日の過去と、その姉・六花の存在。そして、ラティメリアの誕生秘話。人間とマガツカミの異種コンビが魅せるダークファンタジー第2弾!
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みんなからのレビュー
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まりも
33人間に害をなす神・マガツカミを討伐する為に戦う少年とマガツカミの少女の姿を描いた物語の2冊目。七日の過去が明かされる話。ラティメリア可愛い、新キャラの雪生も可愛い。戦友の登場、そして七日と六花の壮絶で凄惨な過去と、それにまつわる因縁が判明した事で物語がより魅力的になってきましたね。不透明だった背景が判明し、グッと面白くなったと思います。作者さんらしいダークな雰囲気は損なわずに、ラティメリアが新たに登場したヒロインと共にポンコツ可愛い姿を見せてくれるので、適度にほっこり出来るのもグッド。次巻も楽しみです。 続きを読む…
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よっち
32「六花のマガツカミ」存在の報せを受けた古川七日が、ラティメリアを連れて夏祭りで賑わうとある町を訪れ、昔ともに最前線で戦った女祈祷士・大坂雪生と再会する第二弾。七日がラティメリアを側に置くことに疑問を感じる雪生、強大な力を持つマガツガミ・轢き神や六花のマガツカミたちとの戦いの中で明らかになってゆく、姉・六花や七日たちの壮絶な過去と因縁。テンポよく進む展開の中で様々な表情を見せるラティメリアは、今巻でも魅力溢れるキャラとして存在感がありましたが、物語のキーマンとしても重要な存在のようですね。次巻も楽しみです。 続きを読む…
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ナカショー
25七日の過去が明かされて1巻より断然面白かったです。七日の過去が想像以上に重くてビックリしました。同じ部隊に所属していた新ヒロインの雪生が良い個性出してて良かったです。今後雪生がどの様に関わっていくのか楽しみです。 続きを読む…
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サエズリ割津
19すごく面白かった。人と人を喰らう神であるマガツカミの戦いを描くシリーズ第二弾。新ヒロインの大坂雪生の依頼で赴いた先でちらつく六花のマガツカミの影。七日と六花と雪生がともに過ごし、とも戦った過去の日の記憶。戦争によって引き起こされる負の連鎖と、醜悪なまでの敵愾心、むき出しの生の感情を包み隠さず描くのは流石の一言。七日のバックボーンが明確になったことで物語の方向性が定まって一気に面白くなった。重い雰囲気を和ませてくれるラティメリアの可愛さもこの物語には欠かせない。次巻も期待大。 続きを読む…
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加速少年
18最高かよ……。1巻よりダークな2巻。1巻から気になってた七日の過去が明らかに……。なんて壮絶な過去なんだ……。戦争ってやっぱロクでもないな。なかなかクソッタレな世界観をしているようで非常に好み。密かに七日に想いを寄せる雪生や立花の死を背負い続ける七日、七日とラティメリアの出会いなど、色々切ない。1巻もそうだったけどこの切ない感じがこの作品の魅力のように感じる。あと、相変わらずイラストが可愛い。あとがきイラストのウサメリア可愛すぎでしょ!あと、ハイドランシアと翁のコンビがなんかアホっぽくて憎めないw 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2016/01/19
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定価672円(本体611円+税)
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ISBN9784094515909