MONUMENT あるいは自分自身の怪物
孤独な少年工作員ボリス・カーロフの元に舞い込んできたのは、1億人に1人の魔法資質を持つ少女の護衛依頼。訪れたピラミス島で古代魔法文明の遺跡「モニュメント」をめぐる戦いに巻き込まれて…!?
滝川廉治
(著者)
/
鍋島テツヒロ
(イラスト)
シリーズ:MONUMENT あるいは自分自身の怪物(ダッシュエックス文庫DIGITAL)
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あらすじ紹介
孤独な少年工作員ボリス・カーロフの元に舞い込んできたのは、1億人に1人の魔法資質を持つ少女の護衛依頼。訪れたピラミス島で古代魔法文明の遺跡「モニュメント」をめぐる戦いに巻き込まれて…!?
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みんなからのレビュー
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θ(シータ)
111「ここに世界の終わりがあった。そこに私はいた。おそらくは最後の人間として」魔術に目覚めた世界で旧ソ連出身のボリス・カルノフは任務でピラミス島を訪れる。だが、そこにあったのは自分自身と世界に秘められた真実だった…。世界観がとても凝っており文中からは独特の雰囲気が醸し出されていて中々面白かった。でも、哲学や心理学が入ってるせいなのか少し難解になっていて読む人によって評価が分かれそうな作品でもあると思う。見所はやはり最後の数十ページの謎が一気に明らかになっていく所。ナナコはちょろ可愛い!!星3つ【⭐️⭐️⭐️】 続きを読む…
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kaizen@名古屋de朝活読書会
108何を応援したいのかは分かった。言葉はしっかりしているし、表現もしっかりしている。確かに読むに値する文章だろう。世界観も、視点もしっかりしている。残念なのは、五十年前に読みたかったということくらい。今の自分には、受け入れる余裕がない。正月の時間があるときに再読してみます。 続きを読む…
ネタバレあり -
まりも
58旧ソ出身の工作員ボリスが、ある一人の少女の護衛依頼を受けることで運命の歯車が動き出す物語。待ちに待ってた滝川さんの新作です。底が見えないほどに深く、読み応えがありすぎる快作にして傑作と呼ぶに相応しい1冊でした。難解な設定、謎が謎を呼び絡まり合っていく複雑な展開の数々は読むのに多大な労力を割かれますが、この作品は苦労して読むだけの価値があると思います。一度ハマったら抜け出せませんね。何度も何度も読み返していくと、また違った楽しみ方が出来そうです。テルミーの方も期待して待ってますよ。 続きを読む…
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よっち
51人類が火を熾すよりも先に、発火の魔術に目覚めた世界。旧ソ連出身の工作員ボリスが、『賢者』の資質を持った魔術師千種トウコの護衛依頼を受け、学院のあるピラミス島を訪れる物語。クールで目的のためには手段を選ばないボリスが、トウコやその妹ナナコたちと一緒にその依頼の裏にある真の目的に近づいていくストーリーで、SF的な要素を含むミステリアスな物語には独特の雰囲気がありました。ただ、やや冗長な文章が物語を必要以上に難解なものにしてしまった感もあって、そこを読み応えがあると感じるか読む人によって評価が分かれそうですね。 続きを読む…
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ナカショー
45何だか壮大なプロローグを読んでた感じです。ただ、読み応えはバッチリで、読み応えがあったので、非常に満足です。話の内容や世界観はかなり好みなので、此れからどうなっていくのか非常に楽しみです。続刊がでないと何もわからない…… 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2015/11/25
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784086310857