あらすじ紹介
小手毬がいなくなったら、俺は――
「異能力制限法」により異能力者はすべて社会から管理され、戦う機会が奪われた現代。
俺――冬川朱雀と相棒の少女・小手毬は無能力者との戦いが終わり、いつもどおりの生活に戻れると思った。しかしその矢先、小手毬が血を吐いて倒れた。そして意識を失い、俺の隣に眠っている。どうかこれを眠りだと、定義させてほしい。たとえ息をしていなくたって、眠りと言わせてほしい。ふとももに小手毬の重さを感じているから、よりそう思えるのかもしれない。小手毬の重さは意識がなくても変わらない。あいつの頭の重さが俺の脚を支配する。
どうして、お前の首元、こんなに冷たいんだよ――。
誰かを倒せば小手毬が目を覚ますのか?
――そんな敵は存在していない。
最強を目指してあれだけ悩んで、戦って、傷ついた。
強くなった。なのに俺にはなにもできない。
俺が何をすれば、小手毬が戻ってくるんだよ!
・・・・・・誰か、教えてくれ――。
無能力者との戦いの末に、煌霊でも人間でもない状態に陥った小手毬。果たして彼女を救う手段は存在するのか――。予想外の展開をみせる異能力リアルアクション第5弾!
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みんなからのレビュー
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よっち
20煌霊でも人間でもない状態に陥り、血を吐いて倒れ意識を失ってしまった朱雀の相棒・小手毬。彼女を救うために朱雀が奔走する第五弾。時間の猶予こそ得たものの、絶望的にも思えてしまう彼女を救う可能性。彼女を救えるのは自分しかいないと諦めない一方で、今後自分がどうすべきなのか葛藤する朱雀。そんな朱雀を見捨てず、わずかな可能性に賭けて献身的に支える舞花の存在が大きく、切なかったです。掴み取った可能性と突き付けられた選択肢。迷うまでもなく選んだ先の未来が、二人の幸せに繋がっているといいんですどね。。。次巻も楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
半熟タマゴ
11あったかもしれない未来の描写が辛い・・・。朱雀が選んだ道は茨の道になりそう。二人にこれからどんな苦悩が待ち受けているのか。6巻も楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり -
晦夢
11ああ、この雰囲気堪んねえな。小手毬が倒れ呆然とする朱雀。彼女を救うため朱雀は動き出す。相変わらず陰鬱とした雰囲気で話は進んでいく。朱雀にしては前に進んでるように思ったけど、逆に壊れてんのかな。舞花がいいオンナすぎて悲しくなってくるな。ああ報われて欲しい。にしてもこの最後、まあこうなるしかないのだろうが、朱雀たちはどこまで落ちていくのか。次巻も非常に楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり -
しぇん
9倒れてしまった小手毬復活までのお話。このシリーズやはり基本暗く進んでいきますね。展開もですが主人公がネガティブだからでしょうか?壊れかけてる主人公を助ける舞花さんの献身が良かったですけど、報われる事がなさそうなのが……。主人公は「天上」に所属する事になりましたが、一体物語りどちらに向かうのでしょうか?よくわかりません。後、やはりドラマのSPECを何となく思い出してしまいます。 続きを読む…
ネタバレあり -
METHIE
9大切なパートナーを失ってからの再起が物凄く面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2015/07/22
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定価652円(本体593円+税)
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ISBN9784094515640