あらすじ紹介
過去の亡霊が、2人を襲いかかる
太平洋上に突如として出現した超空間ゲートの向こうにある異世界“レト・セマーニ”と地球との玄関口である都市・サンテレサ市。この街の警察で、特別風紀班のメンバーとして所属するマトバの元に、ある男が怪死したという知らせが届く。その男はかつてマトバと共にセマーニ世界に平和維持軍として従軍していた過去を持つ人物だった。その後、彼と同じような殺され方をした死体が次々とサンテレサ市内で発見され、その奇妙な殺し方から同じ人物の犯行ではないかとの見方が強まる。検死の結果、殺人の手口は地球での技術とセマーニ世界の魔法、両世界の技術を使わなければ行うことのできない殺しの方法であることが判明する。さっそく捜査を始めたマトバと相棒のティラナだったが、殺しのターゲットはついに2人が仕事がらみで世話になっている人物たちにまで及ぶように。だが調べを進めて行く内に、殺人の手口が、かつてセマーニ世界で起こった紛争時に地球の軍事訓練を施され組織された、セマーニ人の部隊が使っていた方法と酷似していることが判明する。はたして犯人の目的とは何なのか? 1年ぶりに帰ってきた痛快無比のポリスアクションシリーズ第五弾が登場!
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みんなからのレビュー
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海猫
73アニメ化が決定して、初夏にはシリーズ新作が出るそうなので、慌てて未読分を読む。安定して面白く、特に展開がキビキビしているのが心地よい。今回はナイトメアでシリアスな雰囲気。マトバの過去と関わる話なので、マトバメインな内容になるのは当然だが、ちょっとティラナの影が薄かったかな?次巻へ。 続きを読む…
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竹城 俊之介
66「連続殺人の被害者達。実は、過去同じ部隊に所属した軍人達でした」こういうステレオタイプな展開を心地良く描く、そんな賀東先生、マジリスペクト♪ そもそも本シリーズ自体が、古き良きアメリカン相棒刑事ドラマの世界を踏襲したラノベ。 今回の凄惨な殺人現場を見て、Xファイルのシーズン1第19話「変形」を思い出します。狼的な何かが暴れる話です。Xファイルも大概でしたが本作はもっとヤバい。時速100マイル以上で超高速移動する透明な狼って、それなんぞ! 多分、相棒にこう言われて終わりです。「あなた疲れているのよ、マトバ」 続きを読む…
ネタバレあり -
まりも
52セマーニの平和維持軍時代の同僚の謎の怪死事件を解決させるべくマトバとティラナは捜査を開始する…な話。待ちに待った第五弾はシリアスな事件でした。そこまで派手な展開は無かったけど、今回の事件をきっかけに新たな因縁が生まれたりと今後へ向けた伏線は十分に張られた感じがします。もう少しバトルシーンを派手にしてほしかったけど、ティラナとマトバのやり取りを久々に見る事が出来たし、十分満足しました。次巻は出来るだけ早く発売して欲しいけど多分無理だろうな(苦笑) 続きを読む…
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いおむ
44はい、面白かったです(^^)とても上手に外国刑事物にファンタジーを融合させているところはもはや安定の領域。今後の展開を窺わせる伏線も出てきて続きが楽しみ! 続きを読む…
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よっち
40過去にセマーニ世界の平和維持軍として従軍経験のあるマトバが、当時の同僚の怪死事件に遭遇。そこから次々と当時の仲間たちが殺され、事件を捜査していくうちにマトバたちも巻き込まれていく第五弾。事件はセマーニ人世界と地球側双方に関わりがあって、事件そのものは解決したものの、二人にはそれぞれ因縁ができてしまったようですね…。コンビを組む二人の息は合ってきていますが、相変わらず無神経なマトバの言動にいちいち面白い反応を見せるティラナがとても微笑ましい。二人の距離感が縮まるのは今後に期待ということで。次巻も楽しみです。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2015/06/18
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定価631円(本体574円+税)
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ISBN9784094515442