さびしがりやのロリフェラトゥ
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さびしがりやのロリフェラトゥ

書けない高校生作家・常盤桃香と優雅なる吸血鬼の、深夜の奇妙な友情は死体の出現で終わりを告げた。常識的いじめっ子、自爆系宇宙人、そして“ぼく”。誰にも先が読めない新感覚青春ミステリアスコメディ!
さがら総 (著) / 黒星紅白 (イラスト)
シリーズ:さびしがりやのロリフェラトゥ(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

「変猫」のさがら総が贈る、新青春エンタ!

ぼくらの学校には、血を吸いつくす吸血姫がいる――。クラスメイトたちのあいだでまことしやかに囁かれる噂は、真実だった。理想と現実のバランスに苦悩する高校生作家、常盤桃香は深夜の旧校舎で怪異と出会い、風変わりな姫とおかしな会話を紡ぐことになる。「汝、無礼である。如何なる理由でここを訪れるか?」「おでんを作ったので」「……おでん?」「こんにゃくもあります!」「……こんにゃく?」けれど、ふたりの奇妙な友情は、死体の出現をもって終わりを告げた。常識人的いじめっ子、自爆系宇宙ロボット、そして“正義の味方の敵”のぼく。優雅なる吸血姫を取り巻く人間関係は多角的に入り組んで、表と裏が混じりあい、複雑怪奇な青春群像劇を織り成していく。「だれもが静かに平和に暮らすだけの話を書きたかった」「いいかな? だれもそんな話は読みたくないんだ」――これはぼくたちの悩みを笑い飛ばす物語だ。そして、ハッピーエンドになるべき物語だった。『変態王子と笑わない猫。』のさがら総が挑む、新機軸の黄昏ロリポップ! 誰にも先が読めない青春ミステリアスコメディ、開幕!

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みんなからのレビュー

  • まりも

    学校に住む吸血鬼幼女ショギショアラ、筆を止めた女子高生作家常盤、正義の為に戦う風吹、いじめっ子を装いながら風吹の世話をする真光寺の4人それぞれの視点で語られる物語。彼ら彼女らの視点で語られる物語は全て同じものの筈なのに、視点が変わるだけで同じ物語でも全然違うものに変化しますね。特に常盤さんはその中でも飛び抜けてました。幼女ペロペロ女子高生作家とか新しいなw そんな彼らが不器用なりに交流姿は優しいのに、想いがかみ合わずにすれ違う展開と訪れる結末は哀しいもので読んでいて胸が切なくなる黄昏ロリポップ作品でした。 続きを読む…

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  • よっち

    ぼくらの学校には吸血姫がいる。書くことを止めた高校生作家・常盤桃香、学校に住む風変わりな吸血鬼、正義のために戦う風吹、いじめっ子を装いつつ風吹を気にかける真光寺、それぞれの視点から紡がれる物語。最初は切ない雰囲気のストーリーと感じていましたが、視点が切り替わるたびに登場人物たちの印象や行動の意味合いもどんどん変わっていってビックリしました(苦笑)著者さんらしいテイストで描かれる不器用な彼女たちの交流はとても暖かいのに、それらが噛み合わずすれ違う哀しい展開。どこかやるせなさを感じずにはいられない物語でした。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • giant★killing

    『変猫』著者さがら総お得意のSFチックなお話。内容はロンリーノスフェラトゥ(略してロリフェラトゥw)な幼女吸血鬼を中心にした4人(幼女吸血鬼も含む)の主観からの一人称小説。いやぁ主観が違うだけでこんなにキャラの印象が変わるんだなぁと感嘆。桃香視点の話を読んだ後に、シギショアラちゃん(幼女吸血鬼)視点で話を読むのクソワロタw。本当に恐ろしいのは吸血鬼ではなく変態の女子高生でしたとさw。とにかくべらぼうに頭おかしいド変態な幼女性愛者桃香と貞操の危機にビクビクしてるシギショアラちゃんの関係が良いですね^o^。→ 続きを読む…

    ネタバレあり
  • Yobata

    その学校には吸血鬼が住んでいた。筆を折ってしまった女子高生作家,正義の味方である僕,ビッチ系いじめっ子,拾われた電波系少女。そんな孤独な吸血鬼と普通じゃない彼女達が紡ぐ黄昏青春ロリポップ。一つの物語をそれぞれの視点から描き出す形で、やはり視点が違うと同じ道筋でも違う物語になるんだね。みんながよいことをやろうとしただけだったのに主観と主観のすれ違いと重ね合わせが引き起こしたシギショアラの結末は本当に切なかったね…。しかし犬にも負けちゃうロリ吸血鬼のシギショアラは可愛かったねw常盤桃香が主観と客観じゃ→ 続きを読む…

    ネタバレあり
  • わたー

    ★★★★☆登場人物たちの主観の違いを利用した群像劇。ショアラ可愛いよショアラ。今回も、見たいモノしか見ない、読者に優しくない語り部が物語を紡いでおり、語り部による認識のギャップが面白かった。また、群像劇になっていることで、語り部が読者に不誠実であっても、ある程度、物語の全体像を把握できたのがよかった。語り部としては、特に、常盤さんの強烈すぎる変態性が光っていてよかった。全体を通してキャラ、掛け合い共に良かったが、ストーリーがイマイチだったかな。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2015/04/22
  • 定価
    652円(本体593円+税)
  • ISBN
    9784094515459

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