あらすじ紹介
《指》に繰られた物語は終焉へ……
かつて、音耶の体を操っていた《金指》との邂逅。
それは、宗祐と音耶を取り巻く環境に、知らず知らずのうちに大きな影響を与えていた。
「自分」という存在に疑念を抱き始めた音耶。
そして、とある戦いを経て、自分に「過去」が存在していなかったことを自覚してしまった宗祐。
そんな中、二人の執行者の前に、再び《金指》が現れる。
彼女は圧倒的な力で二人を蹂躙し、音耶の体を奪い去っていった。
その喪失感から、宗祐は自分がどれだけ音耶を大切に思っていたのかを思い知る。
全てを取り戻すために、宗祐は単身、《金指》の行方調査に向かう。音耶が残した音耶そのものであるその義指を、再びあるべき肉体に戻してやるために。
その先で見つけた山奥の洋館。
その地下に眠る実験施設。
そこで彼は、自分の出自、《指》とは何か、そして全ての真実を知る。
――それは滑稽な人形劇。金の令嬢は体を求め、紅き執行者は心を求めた。紡がれるは《指》が織りなす終末への狂想曲。
第8回小学館ライトノベル大賞にて大賞を受賞した話題作、ついに衝撃の完結編!! イラストレーターは『魔法少女育成計画』など、多方面で活躍中のマルイノ!
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みんなからのレビュー
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晦夢
5指を巡る物語完結。少し後を匂わせる終わりだったがここで終わりか。舞奈が凄く可愛い。結局全編戦闘色が強かったから探偵事務所所長という部分をもう少し生かして欲しかったな。音耶もすっかり人間らしくなって、可愛い。 続きを読む…
ネタバレあり -
FF5
1斬殺鬼との、そして過去との戦いが終わりを告げる。3巻で残念ながら完結してしまいましたが、設定などが非常に綺麗に明かされてしっかりとした終わりを迎えた物語になっていたと思います。音弥と主人公とのキズナであり、敵を最後に打ち倒すそのカッコよさであり、みたいなものをなんだかんだで存分に楽しめました。次回作をあることを祈りながら新人賞作品の一つの終わりを見届けましょう。 続きを読む…
ネタバレあり -
さあささん
1音耶と宗佑、そして〈奇腫指〉の真実が明かされる3巻でした。1巻より2巻、2巻より3巻と徐々に面白くなっていっただけに、これで打ち切りっぽいのは残念。〈奇腫指〉の扱い部分が分かりにくかった印象。指の取り外しが(?)想像しにくいからですかね。あとは巻島が良い子すぎますね。この子がいなかったら宗佑は何もできずに、《金指》にいいようにされていたと。それと口絵の割烹着音耶めっちゃ可愛い 続きを読む…
ネタバレあり -
水無月冬弥
1ついへいじりう先生(@tsuiheji)の #ラノベ 堂々と完結なのですが、打ち切られ感が若干ありますね。キャラが悪くないんだけど、作者は想像できるけど読み手は理解できないような文章やシーンがちらちらあった気がします。 続きを読む…
ネタバレあり -
kuniyoshi.kouji
0出会うタイミングを間違えました。あと数年早ければもっと楽しめたかもしれません。宗佑が悩んだところも、「気にすんな」って思って共感できませんでした。綺麗な絵がよく思い浮かぶ話なのは良かったです。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2015/02/23
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定価652円(本体593円+税)
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ISBN9784094515343