あらすじ紹介
〈人神共存〉の理想郷へ――!
人が“神”の存在を認知し、両者の争いが絶えぬ世界。神祖《陽皇》とその護衛者である辰宮湊は、十年ぶりに“旧日本”――七柱特区に帰還する。そこは、〈人神共存〉を目的とし、世に名だたる七柱の神々が設立した極東の理想郷(アヴァロン)。その最後の一柱として、《陽皇》はこの地に降り立ったのだ。
ところが歓迎式典の最中、〈神の撲滅〉を掲げる人間のテロ組織・アポカリプスによる襲撃が起こる。《陽皇》を守る湊は、敵のなかにかつての友、飛田蓮路の姿を見いだす。
神殺しの武装、機神〈デウス〉を持つ蓮路は、湊に刃をつきつける――
「無理なんだよ、共存なんてな。俺はこんな場所を、理想郷だなんて認めねえ」
――両種族の間に再び埋めがたい亀裂を残し、蓮路たちは逃亡。
湊は、神祖《天元》の血族であるミカエル、人類側の自治組織《巫道機関》の調停士・咲良の協力を得つつ捜索を進めるが、そこで特区における“現実”を目の当たりにする……。――人と神、それぞれの策謀うずまく仮初めの理想郷で、龍の血を継ぐ少年の戦いが始まる!!
人気作家ツカサが放つ、壮大なる愛と絆、戦いの物語。
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みんなからのレビュー
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合縁奇縁
59『〈人神共存〉の理想郷へ――! 』“神”の存在が認知された世界。人神共存をめざす七柱特区〈アヴァロン〉に、神祖《陽皇》とその護衛者、辰宮湊は帰還する。人と神、それぞれの策謀うずまく仮そめの理想郷で、龍の血を継ぐ少年の戦いが始まる――。人神共存を目指した理想郷で神祖《陽皇》ともに戦う護衛人の辰宮湊。だが、歓迎式典の最中、〈神の撲滅〉を掲げる人間のテロ組織・アポカリプスの中にかつての友、飛田蓮路の姿を見い出す。序盤は新しい用語や設定が流れ込んできて、読むのに少し苦労しました。ハラハラドキドキと物語はどんどん 続きを読む…
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nawade
9★★★☆☆ ガガガ文庫ではRIGHT×LIGHT以来の新シリーズ。シリアスな設定ながらもキャラ描写でどこかコミカルな面も残していた従来の作品とは違い神と人の共存という理想と血塗られた現実を謹厳に描いている。世界観の構築と亜鉛帯としての安定感はさすが。今後種族同士の争いだけでなく、始祖同士の争いにまで発展するキャパを残しているので、派手な展開が期待できそうです。陽皇様のイラストが美しい、非常に好みです。 続きを読む…
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晦夢
9人が神の存在を認知し、神と人とが争う世界で神と人との共存を目指したアヴァロン。その立役者照日の護衛者である湊がアヴァロンのため、照日のために奮闘する。これ読んでて思い浮かんだのがBBB。特区とか調停士とかもろ。珍しく妹がいないっぽい。妹的な立ち位置の子はいるけども。湊がまだ未熟ではあるけど流石神だけあって安定した性格で安心して読める。蓮路との因縁の関係もなかなか熱くていい感じ。ミカエルが素晴らしく可愛い。色々気になることも残ってるし、きな臭いことになってきそうで次巻も楽しみ。 続きを読む…
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真白優樹
8人と神の争いが絶えない世界の中、策謀渦巻くかりそめの理想郷で神祖と共に戦う護衛人の物語。・・・やはり異種族との共生というものは難しいものというのはどこでも同じなのだろうか、只でさえ人と神様なんだし・・・それはともかく物語としてはかなり壮大であり大きなテーマを描きつつも理想の為に戦う者たちと神を殺そうとする者たち、それぞれの策略が鳴動し、異種族との絆が物語を彩る。・・・是非とも長く読みたいな、このお話は。これから先、色々な神様が出てきそうだし。 次巻も楽しみである。 続きを読む…
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ギンレイ
6【友人として】 神話を掻き混ぜた異能ファンタジー。 割と良かった! ネーミングは中二全開ですw かなり入念というか、テンポは非常にゆっくりですね。 人類と神というようなものを出すと大抵は人類側を描いて神なんてクソくらえという感じに持っていくのですが本作だと人類側じゃない方を描いているのが特徴ですね。 混沌から秩序やルールへと向かって行くというスタンスもなかなか無いもので、種族間の抱える問題やパワーバランスとその歪さなんかも出ていたので読み応えがありました 評価は ★★★★★★★★★☆ 9個星です!! 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2015/01/25
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定価672円(本体611円+税)
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ISBN9784094515305